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愛
貴方といる時に、愛する人をいつか憎むなんてことは信じられないと思っていた。 愛憎なんて言葉意味が分からないと思っていた 痩せて力なく座る貴方は私の顔を見ないまま、自信なさ気に話しだす どうやって生きてたか分からない…なんて貴方のセリフとは思えない 同情して優しくして欲しいなんてカッコ悪い。私が憧れていた貴方じゃないのに、つい抱きしめてしまう 死んで終えばいいと思いながら、貴方を慰める 私はいつも貴方の前ではいい子になろうとした どんな痛みにも耐えた 好かれたくて、愛して欲しくて、貴方が何を望むかばかりを考えて、私が本当に欲しいものは何だったかを見失ってしまった 貴方の言葉はまるで神の啓示みたいで、涙が出るほど感動してたのに 今はただ何の根拠も中身もなく、ただ貴方は自分に酔いしれてるだけのことだったと分かる。 こんな男もっと惨めな状況になればいいと思いながら、貴方にされるままになる そして、ずっとこのままでもいいとも思う 私が欲しかったのは貴方じゃなかった ちゃんと気づいたのに、孤独や寂しさが私を怖がらせて怯えさせて、私は私を貶めていく 次はもう会わない… やっぱり愛憎なんて言葉は意味が分からない。 私は愛したことがないのだから
愛 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1030.6
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ポイント数 : 0
作成日時 2020-01-18
コメント日時 2020-01-18
項目 | 全期間(2024/11/22現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文