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夏
盗んだ煙草の煙は夏の匂いを纏って 発泡酒の空き缶は爛れた昼を祟ってる 茶色く汚れた換気扇 そこから出ていく部屋の空気は僕の足取りを盗んでいった ベランダから見える小さな公園は今も誰かが住み着いている 夜の底冷えは優しい情緒で考え込む 悩みなんてないくせに 扇風機の風が夏を運んでくる いつかの遠い夏が頭の中で痛みを溢して泣いている 涙脆い雨が今も空に抱きついている 空は曇った表情のまんまそこに突っ立っている 夏は夏のまんま暑さに苛立っている
夏 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 2167.6
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 8
作成日時 2020-01-16
コメント日時 2020-01-25
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 4 | 3 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 3 | 3 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 1 | 1 |
総合ポイント | 8 | 7 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0.8 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0.6 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0.2 | 0 |
総合 | 1.6 | 1 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
いくらか詩の技法を学んできている方かなと感じられる作品。それは感じるのだが、では作品として特別取り上げられるかというとけっこう苦しい どの行も技法が凝らされているのだが、それに終始しすぎて全体を通して何を表したいのかがぼやけてしまっている 全行カチカチに作らず、あえて空白を設けるといいかもしれない
0情報が情報にとどまっていると感じ取れ、「誰が」「どういった境遇で」「何が起こったから」詩句のような情景を感じているのかいまひとつ不透明な気がします。もう少し語り手の情報がほしいところ。
渡辺八畳さん、ふじりゅうさんコメントありがとうございます この詩は夜中のテンションで投稿してしまったので至らぬところばかりだと思います お二人の意見を参考に作っていこうと思います
02作目からコメントを残さなきゃいけないんですね しらなかったです
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