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愛を君に
すなはまで、ああ、砂浜で、長くなびく黒が佇んでいます。 黒く…射干玉のようにただ黒く、ひらり、ひらり。 その黒さに吸い込まれそうです。 しだいに、次第にじっくりじわじわと、夜が明け始めます。 次の…もう何度も繰り返す次の、あした、あさって。 彼女はじっくりじわじわと消えてしまいます。 いま、彼女が今、凪で見つめているのは深くゆれる藍です。 近く…足元まで来たかと思えば遠く、ゆらり、ゆらり。 その深さは底を知りません。 もうすぐ、夜が明けたらもうすぐ、陸風が吹き始めます。 明日も…明日だけでなく明後日も、そこに、彼女は。 彼女は光が差すよりも早くに消えてしまいます。
愛を君に ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1428.5
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 7
作成日時 2020-01-13
コメント日時 2020-01-16
項目 | 全期間(2024/11/22現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 2 | 2 |
前衛性 | 2 | 2 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 2 | 2 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 7 | 7 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 2 | 2 |
前衛性 | 2 | 2 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 2 | 2 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 7 | 7 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
こんにちは、磁界です。読んで頂きありがとうございます。 駆け出しすぎて何もわからず困っていますので、何かアドバイスや指摘があればよろしくお願い致します。
0沙一さん、初めまして。 おおかた合っています。幻想的な(及び本当の意味で幻想の)風景を描きたかったんです。 なるほど……僕自身、絵は苦手で、絵及びその他のものよりも圧倒的に詩の方が自分の表現したいことを表現出来ると思い、詩を書いているのですが、そうですよね、それならばどうせならば、詩特有の表現をもっとしてみるのがいいですね…!一応この詩に於いて掛詞のようなものは使っているのですがもっと使いたいと思います。 アドバイスありがとうございます。
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