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欲について
人への望みを きっかけとして 比較することで生まれる 自分の中だけの答え 人の形を借りただけのニセモノの答え 自然でない方程式に縛られる セオリーが通じないと怒ってはいませんか 欲をそのような怒りとは成さず 優しくする 泣いた後は ごめんなさいをする 仲直り 滴だけを残して 心の奥底の光 一人だけにしないで 私のために 二人だけの孤独に もう一人 そしてみんなの輪 得たり失くしたりして 泣いたり笑ったりする 恥ずかしいくらいで憎みたくない どんなに脅したり傷つけたりしても あるのは欲を超えたものを望む心 見えるでしょう 本当に あるのが それは生み出す 偉大な力
欲について ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1467.1
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2019-12-30
コメント日時 2020-01-06
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
おはようございます。 憤りに囚われているときって、セオリーに囚われているときなのかもしれないなーと、ふと 我にかえりました。 自己流のセオリーの囚われから 離れることができる瞬間さえあれば、 あーあの時は 自然ではない方程式の中でループしてたんだなあ、と 思うことができるはずです。 私は、失敗の多い人間なので 今も恥ずかしいことばかりを経験している 真っ最中なのです。失敗すると心臓のあたりが、どくどくと熱い感じがしますし、この煮える心拍数の上がる感じが長時間になっちやうと、憎しみを育てることになりそうです。それって、怖い話です。 年末に、ファム ファタルという言葉が気になったことがありました。妖艶な悪女を描いた芸術です。その一つであるギュスターヴ モローという画家が描いたサロメである「出現」という絵に とくに惹かれました。生首が浮いているくらいですから 不自然 極まりない絵なのです。豪奢な衣装をまとった美女が 光の中に浮かぶ生首を指さしている絵なのです。欲の塊のような絵なんです。 人の心って、突発的に不自然な生首のような血みどろな思いを出現させてしまうことがあるような気がします。 しかし、「欲」という目には見えないものを可視化させてみせてくれているモローの「出現」が絵画として制作された過程には、モローの欲を超えたものを望む心がある気がします。 あらゆる優れた芸術には、欲を超えたものを望む心を育む力がある気がします。 そして、黒髪さんの詩には、黒髪さんご自身が 良くあろうとする葛藤のなかでの希望がいつもある気がして、この詩もまた素敵だなあと 思いました。そんなかんだで、今年もよろしくお願いします。 byるるりら
0こんにちは、真清水るる(るるりら)さん。 コメントありがとうございます。 セオリーは、作ってはまた、脱ぎ捨てなければならないものだと思います。 こうであるはず、ということを、頑迷に信じ込むことは、しばしばあると思います。 そういう悩みを、詩に書いてみました。失敗について、同じようなことで悩むことが多いでしょう? モローの「出現」という絵、凄い印象を覚えますね。おっしゃるように、欲の可視化、欲を超えたもの を望む心、両方の相克があると思います。モローの、名誉欲や、金銭欲を超えた芸術の、作品になっている。 そういうものが、作られていること自体に対しても、感動を覚えます。 欲から発して、望みになって、芸術に至る、そんな簡単な図式を考えたりしました。 欲が、醜いものになることを、平気でいつまでも続けることは、良くないのだと、誰でも思うでしょう。 今年も、よろしくお願いします。
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