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詩と私
いないような 印象 たらい回しにされたら 言葉と言葉 いない いない いない たらい回し たらいのまわり とうとうと走る いない 印象 画を見るつもりで 眺めて 走る いないような印象 【消えよう】 ゆらりと揺れるたび 拾い集めてゆく ひろがり 星になる夢と 明日が横たわった夕焼け 延びた煙の薄さに咳き込む 月明かりの影が空に手を伸ばして溶け込む 瞬間 みんな冷たいみたいな肌が不規則に揺れて波のようだ 体がちかちかしている ぶるりぶるり ぶるり そろそろ 瞬間 がくる 【多分好きで、死にたい】 明日には恋をして子供を産んで死ぬ 未来に託した言葉たち祈りのような過去 妄想でしか生きられないんだって 逆だよ 死にたい 瞬間と さまざまなものをいっしょくたにあつかう るるる るるるる る るる るるる 詩と私のうえ 裸足でふみあるいて 死と私と。 裸足で もしくは はだしでふみあるいて 【aeiueoao -裸足で-】 るるるるる る るるる るる るるるら る りららる らるるるら るるるる るるる る るるる るーるりる りら ゆるるる るるさり るるり るるるるるる ら るるる るふるるふるふる るるり るるるらる るん (知らないことばかり。私をすくいたい、私にすくわれたい) 裸足で はだしで ふみあるいて
詩と私 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 2229.4
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 2
作成日時 2019-12-02
コメント日時 2020-01-07
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 1 | 0 |
前衛性 | 1 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 2 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0.5 | 0.5 |
前衛性 | 0.5 | 0.5 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 1 | 1 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
”る”がリズミカルに連なる箇所が大変面白く思いました。 つい口ずさみたくなります。 とはいえ詩と死と私の上を踏み歩く音なのかもしれないのですね。 ここまでの音を奏でるのなら、それでもいいな。 どこか空虚さを感じさせますが、連なる”る”が気持ちいいです。
0何度も読みたくなり、読み返す度に新たな発見のある詩でした。 >いないような印象 >とうとうと走る いない 印象 「いない」と「印象」という対比する言葉が遊んでいるようでおもしろいです 「瞬間」も最後はるるるの何処かにいるのかなとおもいました。るるるが心地よい。るるるになるのが自然だと思うほどに。 >【多分好きで、死にたい】 ここに比べると >【消えよう】 この表現の意図がうまく読み取れませんでしたが、【】を使っているところは好きです 最後に私の思いをこの詩にぶつけていいですか? "妄想でしかいきられないから死にたい"
0羽田恭さん 感想ありがとうございます。"る"の連なりが効果的に働いているようで良かったです。何か、心地よいのだけれど、空虚。それは何か妄想のような、祈りのような、あるいはもっと原始的な光のような何かなんだと思います。まぁ、詩の言葉を元の言葉で説明しようとすると上手くいかないのでしませんが、わたしもそんな風に感じて欲しいなあと思って書いた部分でしたので、感じてくださって嬉しいです。ありがとうございました。
0つつみさん ありがとうございます。「いないような印象」上手く対比が働いてくれたらしく嬉しいです。 るるる になるのが自然なくらい! やったーー! はじめは、あまりにも変かなぁと疑問に思ってたのですが、よかったです。ありがとうございます。 【消えよう】に関してですが、【】部分は、それぞれをある程度独立した短詩のようにしながら、最終的に全てが繋がっているかのように書こうとしました。ですので、その短詩のタイトルのようにして付けたのですが、ここはわたしのネーミングの悪さが出てしまいました……。勿論何も考えずつけた訳ではないのですが、自分で読んでて、たしかに抽象的でよくわからない表現です。 >"妄想でしかいきられないから死にたい" この詩は、わたしにとっての詩作を語った詩です。わたしは、自分の脳内でしか生きられないような私の一つの人格の、存在を残すことができるような場所として、詩作を始めました。 「妄想でしか生きられない」私も死にたいです。けれども、決して殺したくはないので、裸足でふみあるいて。妄想の中で生きていくしかないような、もしくはそれがある種の解放のような、瞬間の中で生きていければと思います。
0よく考えましたね。
0おむすび健太郎さん ありがとうございます。
0日を置いて読んで、これで三回目です。ようやくコメントになりそうな言葉が出てきたかなと思いお邪魔します。一連目で、言葉と自分のあいだの不思議な間(すみません語彙力がない)を感じるような印象を受けました。「裸足」と「はだし」という使い分けに、自分には正直でいたいような、柔らかな印象を受けました。 死と私の部分に、詩とともに生きていくのかなというメッセージ性を受けました。
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