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声は
声は、胸に残る。 だから、人は、胸を刺す。 もう、思い出さないために。 声は、背中を押す。 だから、人は、飛び降りる。 もう、思い出さないために。 声は、手を止める。 だから、人は、声をかける。 もう、誰も殺さないために。 これを見た人が、飛び降りる。 もう、思い出さないために。 あの声を、思い出さないために。
声は ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1153.0
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 2
作成日時 2019-11-22
コメント日時 2019-11-22
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 2 | 2 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 2 | 2 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 2 | 2 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 2 | 2 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
声、による作用を様々な形で書いていて面白く読ませて頂きました。背中を押す、とか胸をさす、というのは比喩でも使われるわけですが、それに接続される言葉によって直接的な行為にも変化する。淡々とした語り口の裏に諦観のようなものが見え隠れしているように思いました。 これを見た人が、飛び降りる。 もう、思い出さないために。 あの声を、思い出さないために。 この部分のあの声、というのはこの作品に共感したそれぞれが持つ記憶にアクセスしてあの声、を再生するのかな、と考えました。一点、全行を一行空けているのは効果的か考えてしまいますね。淡々としたイメージを与えるためにされたのか。
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