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ふざけた世界に飛び込め!
虚構がわたしに追い付いて 「先に行くよ」 だって、わらっちゃうよね。 積み木のように重ねたビルディングが太陽の光を反射。 ああこれが月であったらいいのにさあ。 まぶしくって汚らわしくって このせかいにちょうどいいでしょ。 北風が帽子を吹き飛ばして巻き上げてく、あおぞら、あおぞら。 昼間に食べた豚骨ラーメンの吐息も巻き上げて、あおぞら、あおぞら。 「これどの関数使えば良いですか」 Excelで、B4からB20まで並べられたことば。 ドラッグ&ドロップで灰色になったそれらに共通点なんかなくて。 だってさ。 君の吐く息が、私の吸う息になればよかったけど。 風船じゃあるまいし、 年がら年中キスしてるわけにもいかないでしょ。 落としたPCの暗闇に 悲痛さえも巻き上げて、あおぞら、あおぞら。 あおぞら! どうせ不安定な僕ら つま先立ちであるこ。
ふざけた世界に飛び込め! ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1721.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 18
作成日時 2019-11-19
コメント日時 2019-12-10
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 10 | 8 |
前衛性 | 1 | 0 |
可読性 | 3 | 1 |
エンタメ | 1 | 1 |
技巧 | 2 | 0 |
音韻 | 1 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 18 | 10 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 2 | 1 |
前衛性 | 0.2 | 0 |
可読性 | 0.6 | 0 |
エンタメ | 0.2 | 0 |
技巧 | 0.4 | 0 |
音韻 | 0.2 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 3.6 | 3 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
> 落としたPCの暗闇に > 悲痛さえも巻き上げて、あおぞら、あおぞら。 > あおぞら! こういうの書けちゃうの、ほんとすげえ。ぱっと同じ景色が見えちゃった気がして、大感動。 虚構を泥濘に例えて、溺れて窒息して死んで、とか、そんなまるで詩人みたくはならず、わらってしまった豚骨ラーメンであおぞら。と来たか。 ボーっとした旨味調味料がじわじわ俺の舌にも効いてくる。飛べ、飛べ。頼りないつま先を、信じて。あおぞら!
0■/舜舜さま 感想ありがとうございます。 もともととんこつラーメンが詩の基軸だったんですが、どうもリズムと語りの調子がつかめず、順序を逆にした経緯があり。 でも感想をいただくと、なかなかいいアクセントになれてたのかな、とふわふわ考えております。 それにしても、 >虚構を泥濘に例えて、溺れて窒息して死んで 私はこういう詩を書きがちなところはあります(笑) だからこそこういう評価はうれしいですね。 気を付けているのですが…やはり美しい言葉=美しい詩とならないところが面白いところでも難しいところでもありますね。 ■沙一さま 感想ありがとうございます。 >おまじないみたいな「あおぞら」のリフレインは~ 正直なところ、まさにかわいい感じというか、 あ~~~もう!!!って気持ちを、 そのままグロテスクに持って行くのではない方法として、「あおぞら、あおぞら」「あおぞら!」のリフレインを思いついたところがあるので、 この評価はうれしいです。
0落としたPCの暗闇に 悲痛さえも巻き上げて、あおぞら、あおぞら。 あおぞら! 黒いキャンバスに、風と音韻で絵が書かれていくような清々しさを感じました。
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