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君の詩は
この世界は地獄だ 人は残酷だ 未来は暗い 生きることは苦痛の連続だ 哀しみの落ちない日は無い 人類は破滅にむかって進んでいる でも、それがどうした そんなちゃちな現実は このたましいの深奥に触れられない 絶望? いいね それは現状だよ 現状認識だよ その絶望、 どんなに叩いても嘆いても 壊れないよ 頑然とあり続けるよ でも、解体できるよ 何から作られているか把握して 道理に沿って 希望に変えられるんだよ 血反吐を吐くほど苦しい そうだよね どうせなら その血反吐、悲惨な未来にかけちゃおうよ もう荒廃した世紀末なんて 食べ飽きてない? それでもまだその方がいい? まあ、このままいっても お花畑の未来にはならない それは事実だ、認めよう そこには魔法はない ただ、日々の地道な努力があるだけだ それは非常に面倒くさいことだ それも認めよう お湯をかけて3分で地球は正常にならない 何億年かかけないと破壊した自然は修復されないかもしれない そういう意味では 人類は何億年分のローンを組んだのかもしれない そこにはきっと過払い金もない、自己破産もない 何憶年、何十億年かけての返済だ 借り入れたのは自分たちだ 責任がある、受け入れよう そう、人はどうしようもないろくでなしだ 自滅して破滅する そうなる可能性は高い 現状を見れば子どもでもわかる じゃあ、ろくでなしのままでいいのか? 否だ それは子どもほどわかる ひねくれても仕方ない ひねるのは蛇口だけでいい なら、どうしたらいいのか? それは、一人一人が考えるしかない このろくでもなく、くだらなく、絶望的な現実を 君の詩情で塗り替える 君の詩はそのためにあるんじゃないのか
君の詩は ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 2033.0
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 6
作成日時 2019-11-19
コメント日時 2019-12-29
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 2 | 0 |
前衛性 | 1 | 0 |
可読性 | 2 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 1 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 6 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0.5 | 0.5 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0.5 | 0.5 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 3 | 3 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
悪夢に浸りきることを批判し、かといって幻想郷を夢みている訳ではなく。前向き加減の調節が現実的で、湿っぽさがないところが素敵。 読者を突き放しながら引き寄せるような文体だけれど、ひねくれても仕方ない ひねるのは蛇口だけでいいというフレーズだけが妙に間抜けていて可愛らしかったです。 一方で詩と書いてうたと読むことや、「この世界は地獄だ」から「人類は破滅にむかって進んでいる」の箇所はすでに使い古された言葉に感じ、もう少し新鮮な組み合わせを求めてしまいます。
0夏野ほたるさん、返事が大変遅れてしまい申し訳ありません。 コメントありがとうございます。 正直、これにコメントをもらえるとは思っていませんでした。 ただ、一人でも多くの人の目に触れてほしいなあとは思っていたので、夏野さんにコメントまでいただけ、とても嬉しいです。 ご指摘があったところは、安直すぎたと思い、そこももっと深められたらよかったですね。 自分自身がどうもあまり湿っぽくないようで、情緒にしみるようなものというのが課題なんですけど、今回は良い方にでたようでそこはよかったです。 現状の苦しみって、大体自業自得なんですよね。地球の温暖化が異常気象の一因になっていて、その異常気象で苦しむけれど、そもそも誰が地球を温暖化したの?という感じで。 人には、責任があると思いますよ。 現状を見て、将来を考えたら、暗い気持ちにしかならない。だからといって、荒廃していくままにしていいのかと言ったら、やっぱり違うと思います。 小さいころ、一人が一円ずつ出したら日本では一億円集まるって、考えたことありませんか? 全世界なら、七十億円。一人千円なら、七兆円。七兆円を慈善事業に回したら、けっこう色々とできそうな気がします。 僕は、現状を見て、人のダメさには絶望していますけど、人の可能性には希望を持っています。 一人一人が、ダメなままでいいって行ったらダメな方に行くでしょうけど、いや、このままじゃダメだって変われたら、良い方に変われるんじゃないかと思っています。それこそ、一人一人の力は小さくても、全世界の力をあわせたら、と。 まあ、自分自身から変わる努力が必要ですけどね。そしてそれが出来てるかと言ったら、まだまだですけど。でも、まだまだこれからです。 夏野さんもがんばってください。(唐突に努力を強要してみる) コメントありがとうございました。嬉しかったです。
0こんばんは。 >お湯をかけて3分で地球は正常にならない >そこにはきっと過払い金もない、自己破産もない >ひねるのは蛇口だけでいい 内容が生真面目で熱のこもったものであるだけに、以上に引いた箇所は、単調さを崩していて魅力を感じました。もっともっとぶっ飛んでもいいかなとは思いますが、その場合メッセージ性をどうするかということとの兼ね合いもでてくるので難しいですね。
0藤 一紀さん、ありがとうございます。 返事が遅くなり申し訳ありません。 ユーモアはけっこう大事だと思っています。ただ、だからといって狙って面白いことを入れようとしても、かえってつまらなくなるので、自然に思い浮かんだのをはさむくらいが自分にはちょうど良さそうです。 この内容できっちり書くと、堅苦しいだけになってしまうと思います。そして、堅苦しいのは違うかな、とも思います。上の方でも書いたんですけど、このままじゃダメなんじゃないかと感じてるのは、僕だけではないと思います。だからといって、他者に対して変わるように詰め寄っても、ダメだとも思うんですよね。なので、問いかけてみたというのがこれですね。 二人の方からコメントをいただけて、ポイントもいただいたので、作者としてはありがたい限りです。 コメントをありがとうございました。
0主張が明確で良いなと思いました。 このように露骨な自己啓発的の詩は個人的には全く好みではありませんし、なにを上からしゃあしゃあと、と思ってしまいますが、むしろこういった作品は書き手をcureするものなのかなと思いました。 書き手にとっての自己啓発の詩(書くことによる治癒)を読んだ人間が、果たして心うごされることがあるのか、主体的に変化しようとするのか、私は疑問です。 「変わるように詰め寄っても」ダメだから「問いかけて」みるように書いたというのは、根本的には同じではないでしょうか。作者のスタンスとしても。他者に対する自身の自己満足という点において。
0左部右人さん、返信が遅くなり申し訳ありません。 コメントをありがとうございます。 >書き手にとっての自己啓発の詩(書くことによる治癒)を読んだ人間が、果たして心うごされることがあるのか、主体的に変化しようとするのか、私は疑問です 僕も無いと思います。それこそ、自慰で止まってるものに心動かされることは無いように思います。同じような境遇に対して、同情という共感はあるかもしれませんが。それでも、それは他人の自慰で、自分も自慰をするような自己満足ではないかと思います。。 そういう意味で、この作品は自己満足で止まってるかもしれません。というより、詩になってるとは、僕自身も思っていないです。ただ、自己満足で終わることにも、詩もどきで止まってることにも、僕自身満足していないので、まあ、精進あるのみですね。 コメントありがとうございます。 省みるいいきっかけになりました。
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