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うた
夕日に照らされて できた影が言った 田舎の音と都会の音をまとい踊らせながら 歌が夢を見ているんだと言った 歌は綺麗だ けど ただのきれいごとだ だから あしたは変わらない どんなに きれいですばらしくても 明日は変わったりしない それに こがれるだけで 私は……なにもできない そう変わらなきゃ、変わらなきゃ ヒーローみたいにかっこよく みんなに正義をもって つるぎを振りかざして 変わらなきゃ、変わらなきゃ だけど どんなに焦ったって なにも なにもかわったりしない そう 何故だろう 変われないのは そう 何故だろう あんなにかっこよくないのは そう 何故だろう あんなにカンタンなことが出来ないのは…… 夜空を覆い隠す重たい雲がふいに裂けて 顔を覗かせた 黄金の月が言った だってそれは自分じゃない 積み上げていない ないものねだり 何もしないで得ようとしている ただのわがままな妄想 それは人間(よく)が作り出したおとぎ話 みんなの心に巣食うしたたかな夢 現実は凸凹で、裏表で、正反対で めちゃくちゃなパラレルワールド だれも教えてはくれない 輝き方 なんて でもね その摩擦が胸を焦がして 恋のように燃え上がる その熱は光を 光と涙の虹は七色の夢を生み出す その虹は まるでダイヤモンドのように乱反射して 世界が 輝きに満ちてゆく 夕日に照らされて できた影と光がいった 都会と田舎のはざまのパーティーで歌いながら 「この世界にキレイはない。それでも……」 「美しくあれ!」 と 笑った
うた ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1414.0
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 4
作成日時 2019-11-14
コメント日時 2019-11-16
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 2 | 2 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 1 | 1 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 4 | 4 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0.5 | 0.5 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0.5 | 0.5 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 2 | 2 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
本当に失礼なことを言って申し訳ないが、 正直に思ったことを書かせてもらうと、 >その摩擦が胸を焦がして >恋のように燃え上がる このあたりで「おいおい、作者は頭ん中、お花畑メルヘンか」 と突っ込みそうになり、結果最後までその思いは変わらなかった。 つまり個性的な才能、或いは表現の仕方に爆発力があると感じた。 批評等で詩の発展性という言葉がよく用いられるが、 発展性なんてものは頭が回ってれば誰でも表現できるわけで、 そうではない見えざるパワーを持っている作者を、面白いと思う。 >田舎の音と都会の音をまとい踊らせながら >歌が夢を見ているんだと言った 一連目のこの表現もいい。すごく。イメージが膨張していく。
0舜舜 さん 率直な感想ありがとうございます。 お花畑.......否定できないですねw でも、「恋」というワードは自分でもちょっと恥ずかしかったです。どうしようも出来ない衝動という意味を入れたくてちょうどいいと思ってしまったんです。 沙一 さん 感想ありがとうございます。 色んな意見を取り入れてその中で自分を表現していきたいとおもいます! yamabito さん 感想ありがとうございます。 伝えたいことを感じ取って頂けたようで何よりです!
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