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風
誰かの特別になりたかったんだよな 私を私と認めてくれるただ一人がいたら 誰にとっても特別なんて 器用なことできっこない 誰かの望むままに 暖かくて面白くていつもそばにいる そんな風のような私だったら 人であった私を忘れて どこか遠くに去ってしまっただろう 誰かを凍えさせる空っ風 春を告げる春一番 何もかもを荒らす台風 くるくると回る旋風 風は自由だ どこにだって向かっていける 誰に気を向けることもなく ただ気の赴くままに 私を私と 貴方が呼ぶのなら 私は私のままでいられる 素顔を晒してそれでも貴方が横にいてくれる それがどんなに心地いいことなのか 誰に望まれるでもなく 暗い部分も弱い部分も分かち合える 人らしい私を認めてくれる だから私は人でいられる 地に足をつけて二本足で立っている 風は自由だ どこにだって向かっていける それでも私は人でありたい 自分の意思でこの足でこの体で 私がここにいると示したいのだ
風 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1095.2
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 2
作成日時 2019-11-14
コメント日時 2019-11-14
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 2 | 2 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 2 | 2 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
風 現代詩として書くには難しいテーマを取ったという印象。内容はいいこと書いてる。人は葦かどうかなんて詩人の考えることじゃないから。 >暗い部分も弱い部分 >この足でこの体で このあたりは、作者自身の意識を探ればもう少し適切な言葉が発見できそうだと思うた。
0舜舜さん、コメントありがとうございます。 自分自身見返してみるとまだまだ表現したいことに当てはまる言葉を、うまく昇華できてないなと感じました。 すごく参考になる意見をありがとうございます!!
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