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ウロボロスの猫
(消えろ…なくなれ…消えろ…なくなれ…消えろ…溶けろ…なくなれ…自分…。 ち く しょ う…あいつがくだらなかったことがそんなに不愉快か…なんなんだあの人種は!? やたら大人は夢なし社会は汚い言い散らす連中!) -永遠の幼児。耳をつんざく松井菜桜子の声で叫んでやんな。「ピ〜タ〜パ〜ン!」ってさ。 (ああもう二度とあの手の奴らには関わらせねえ。 鏡の前の自分威嚇してる猫。周りに向けてる不満全部自分に向けろっつーの) -変えたい?きれいにしたい?壊したい?撲滅したい?…なくしたい? やれよ。ただし自分をな。 てめえくらいしかいねえよそうまでされなきゃならない奴は! -人生経験浅え奴ばかにするわりには実質ゼロ。ぺらぺら紙人間。 -紙だから…燃やしてやりたいねえ…。 -私は喰ってやりたいねえ。親指についたミルク舐めながら…舐めてやろうか…喰ってやろうか…なーんてねv -自分で自分を喰うのか。ウロボロスだな。 (ああまた襲って来た…一人四役台本みたいな思考回路…。どうして僕は知らない間に痣ができるんだ…物が増えるんだ…減るんだ…知らない人が違う名前で僕を呼ぶんだ…) -だから言っただろう?溶けるな、と。 永久凍結。一度時計を止めたら針を動かすな絶対に。 あれが溶けたらどうなると思うの?微生物で済んでいた悪鬼が馬だ鳥だとかたちを変えて…。 -おやめなさいシアン。あの子が悲鳴をあげています。 -分かったよソリューズ。 -本当にシアンとロスマリンは相性が悪いね。 -ロスマリンは潔癖だからね。面倒だな。あの子はなんて言ってる? -( ) -何も見えないよ? -う〜ん…光っているみたいだね。 -頭が? -バーカあいつはまだらハゲだよ。 -あぶり出しってどうするんだっけ。 -石綿だ…石綿が来るよ…。 -メラメラメラ…ギラ! -イオナズン! -ザラキ! -パルプンテだけはやめておけ。なにせこれが人生だからな。 とにかく君、僕らと関わりたくなかったらもう二度と溶けるんじゃないよ。一度決めたら絶対に。 そしてもう連絡をよこすな。約束。君のアドレス消してあげるから。 -永遠の…幼児…。 (キラキラキラ…。)
ウロボロスの猫 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1506.0
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 3
作成日時 2019-11-12
コメント日時 2019-11-20
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 2 | 2 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 3 | 3 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 2 | 2 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 3 | 3 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
自分の中にドロドロとした感情が、あるとしたら、この詩に近いなと感じました。どこか誰も見ていないところで大きな声で読みたい気持ちになりました。 >どうして僕は知らない間に痣ができるんだ…物が増えるんだ…減るんだ…知らない人が違う名前で僕を呼ぶんだ… ただここに生きているだけで、痣ができたり、物が増えたり…と気味が悪いくらい変化していく様子が伺えておもしろいです。
0つつみ様 感想くださりありがとうございます!
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