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絶景#3
大気が夜の粒子に汚染されても 昼寝の歓びを二人は忘れない 夜、枕の不在に眠れない隣人は、 私の布団をくるっと巻いて 、、、耐えがたい夜に備える。 朝顔の視線に恥じらう雨音は すすりなく声さえ立てずに 大地を濡らした。 朝、太陽の呼ぶ声にさえも 耳を貸さない隣人は 私の布団をくるっと巻いて 顔を隠した。 太陽は、隣人の顔を焦がしてしまうと 夜の粒子を纏った隣人は、つまらなそうに 眉を上げた。 夜とは、君の黒い髪のことだろうと、 私は言った。 隣人は、 つまらなそうに 首を横に振った。 私は隣人の、真っ黒い髪に、 やんわりと、 吸い込まれていく。
絶景#3 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1339.2
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 2
作成日時 2019-11-03
コメント日時 2019-11-17
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 1 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 1 | 0 |
総合ポイント | 2 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 1 | 1 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 1 | 1 |
総合 | 2 | 2 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
黒い髪よりも、布団の存在の方が大きく感じました。 >、、、耐えがたい夜に備える。 この表現から、そう思いました
0つつみ様 確かに布団に込めた意味も、私にとって大切なものです。ですので、その点に着目していただいて嬉しく思います。 コメント、ありがとうございます。
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