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地球でできた友達
彼は自分のスマホを踏んづけて それを拾い上げた手で おつまみのピスタチオの殻を割る 「手、洗わないの?」 私の心配や不安なんて ピスタチオの殻みたいなものなのかも 「気にすんな」 「そんなに気にすることか?」 「気にせんでも大丈夫よ!大丈夫!」 がっはっは!と笑う 彼は陽気な異星人で、私は人間 別の星の 別の生き物 呆れと憧れが同居してる だけど、私こそが地球人だと言いたい 陽気な異星人は自分のことを愛している 余計な心配は上手に棄てて 楽しそうに生きている 私は本当に人間なんだろうか 彼こそが本来の人間なのでは 果たして 地球にやって来たのはどっちなんだ なんだか恥ずかしい 私はもうピスタチオの殻にこもっちゃう どうでもいい!と笑われて 豪快に投げ捨てられた殻 私には必要なんだもん 頬をふくらませて 拗ねてるいるんだけど 軽くなった殻を実感してる 今なら、いろんなことができそう! 何だかわくわくしてきたなんてことは 教えてあげないんだ 殻の下に隠して行こう
地球でできた友達 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1725.5
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 13
作成日時 2019-11-02
コメント日時 2019-11-10
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 2 | 0 |
可読性 | 3 | 1 |
エンタメ | 6 | 5 |
技巧 | 1 | 1 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 1 | 0 |
総合ポイント | 13 | 7 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0.4 | 0 |
可読性 | 0.6 | 1 |
エンタメ | 1.2 | 1 |
技巧 | 0.2 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0.2 | 0 |
総合 | 2.6 | 3 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
誤字がありました゜゜(´O`)°゜ 「拗ねてるいるんだけど」 正しくは「拗ねているんだけど」です
0沙一様 コメントありがとうございます(*^O^*) そんな風に言っていただいて、とても嬉しいです!
0読んでいてクスクスとなる楽しい作品ですね。微笑ましい、というか。でもその裏で他者との違い、ピスタチオの殻に比した自分と、異星人とまで書かれる彼をみて不安を感じる繊細さ。その関係を通して殻が軽くなっていく希望に満ちたラストも爽やかです。 タイトルにまず引かれました。
0帆場蔵人様 コメントありがとうございます。楽しんで読んでいただけたようで嬉しいです(≡^∇^≡) 価値観とか感覚が違う人を避けると楽ですけど、何かもったいないなと、この頃よく思います。そう思わせてくれる友人のおかげですが(笑) タイトル気に入っているので、同じような人がいて幸せです ♪ヽ(´▽`)/
0ピスタチオの殻から、あたしは人間だろうかという自問までトぶ当たり、実にユーモラスで興味深い発想だなあ。めっちゃ面白かったから、ハトverでアレンジ短編を書いちゃいました。またいつか「地球でできた友達」シリーズが読みたいです。ハトより。 「地球でできた恋バト」 おれも彼女もどこにでもいる公園バトだから人様の世話になることがある ある時、おれ達と似たような自由奔放な生活をしている優しい老人が地面に放った、ちぎりたてのコロネパンのパン部分を二匹でパクチンしてたら、それを見ていた小さな女の子が母親に言った。 「決めたよっ!あたしハトのパン屋しゃんになるっ!そうしたら、あんなにばっちいところにパンをやったりしないで、可愛いお皿にいっぱいのしゅるいパンを並べて、ハトしゃんにあげるるりゅ!」 おれ「がっはっはっ」 彼女(涙ポロリ、またポロリ) おれ「おいおい、どうしたんだ」 彼女「ごめんなさい。可愛らしい子だなって」 おれ「おまえ、まさか思い出そうとしたんじゃねえだろうな」 彼女「ちがうわ、ただ...。ほんとにごめんなさい。このコロネパンのパン部分、ほんとに美味しいわね。なつかし、あっ(ポロリ、ポロリ)、いえ何でもないわ。残りはあなた食べていいわよ。あたし、向こうのブランコの下で、半身浴してくるわね」 少女「やっぱりあたしハトのパン屋さん、やめるるりゅ!」 (まさか、こんな形で人工削減計画が、実行されるなんてなあ。ちくしょー、ちくしょー、チックチックショー!) END PS. お米ありがとの件ですが、どうぞ使っていいですよ。秋になって、ハト界では生新米が闇で出回ってるし、俺の仲間も普通に使ってますから。でもハトの前で焼き鳥やケンタの話をした人間には呪いをかける、そういう掟だもんで...ごめんね...。でもコロネさんの中の柔らかくて黒くて、とっても甘そうな部分を一口ばかり俺に味見させてくれたら、焼き鳥の件は忘れます。
0セクシーなハトさんへ お米ありがと!(早速使っちゃった☆) シリーズ読みたいと言ってもらえるなんて!この詩を作って良かったです^^ 「私はアンパンマンみたいに安売りしねぇンだ!」って周りには言ってるんですけど、あなたには、焼き鳥のお詫びに差し上げましょう。 コロネパンのチョコ部分、どうぞお納めください(´・ω・)っЙ 短編すごく面白かったです! 「恋バト」「パクチン(すごく鳥の動作っぽい!)」とかの言葉遊びのところで笑ってしまう(笑) この老人、チョコ部分ばっかり食うのか!とか思ったり、笑いどころが多くてなかなか先に進みませんでした(≡^∇^≡) 少女の無自覚な悪魔っぷりがやばい。 巧妙ですね! 「彼女」は潔癖が再発して、ばっちいものが食べれなくなって餓死しちゃうのかな。 「削減計画」ってことはそうですよね? でも、「俺」が横でムシャムシャ食べててくれたら、「こいつ死んでないし、私も大丈夫、食べれるわ……!」っていう毒味作戦で生き残れそうです。 そう簡単に削減されてたまるかってんだ!(笑) だから一生一緒にいてくださいね ハート
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