夜道 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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夜道    

黒ぐろと静まる古墳の森には誰もいなかった。足音は若い女の後をついていく。髪の長い女。電柱の真下は明るい。あんなに明るい。途中に何かがあった。片隅の光。 利便性の影で忘れ去られたもの。道で中身を出して潰れている蚯蚓。きっと明日も変わらないもの。切り倒されたまだ息のある巨大な樫。昨日にただ一つ戻り得るもの。空想する夢のあり方。 カーブミラーは鏡であるが窓でもある。ありもしない曲がり角が写っている。蛇行する車のテールランプの赤。その先は行き止まり。虫たちの声は工場で消えていく。缶詰が量産されている。


夜道 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 2
P V 数 : 1447.2
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 2

作成日時 2019-10-14
コメント日時 2019-10-15
#テキスト #ビーレビ杯不参加
項目全期間(2025/04/06現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性21
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント21
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性11
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合11
閲覧指数:1447.2
2025/04/06 17時26分26秒現在
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    作品に書かれた推薦文

夜道 コメントセクション

コメント数(2)
まりも
(2019-10-15)

よくまとまっている散文詩だと思いました。 古墳というワードが過去から引き連れてくるものを、せき止めることなく、しかし多くを語らない、一見すると写実に徹しているスタイル。 空想する夢のあり方、という一節が、安易にまとめすぎている感があります。 カーブミラーと異界をつなぐ手法が自然。利便性、工場といった言葉がもたらす「現代文明に対する疑問と批判」のスタンスが、やや型通りか。優等生的な納め方とも言えます。 一連で触れる「何か」・・・死者を追うイメージが中断されているのか。あるいは文明社会の歯車として量産、消費される(ことに抵抗したい)「私 」が、「今」という場を抜けて、一瞬でも異界と通じる為の、使者のような存在、として、三連までひそかに繋がっているのか。 その辺りをもっと知りたいと思いました。

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nituki
(2019-10-15)

ありがとうございます。たしかに、安易に着地してしまった感が残っていました。丁寧に読んで頂いて感謝しております。

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投稿作品数: 2