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わだかまり
チャイムの壊れた学校というのは何かしらの解放感があるような気がして、 無かった。 それは周知の事実であるし“解放”が必要かと言われれば実はそうでもないことを物心ついた頃に今の人々は皆気付いているのだからあーだこーだ言うのは理想と妄想の混濁である と駅前の映画館通りが主張している ……ようにも見えた。 ホームルームで社会とは何かと語る鳥籠の鳥は中々の見世物だが軽蔑の感が節々に滲み出ているところを見るにやはり鳥頭である。 共感性の欠如を棚に置いたとしても依然として進まない自転車を漕いでいるのだ 昼休みの毒々しい善良さを貼り付けた薄笑いにはどうにも腐敗した汚泥が透けて見えるので大体いつも胃薬は欠かせないし 「それはお互い様だ」 と言わんばかりに上がった口角がより一層の蜂蜜とスパイスであるからして、 今夜は焼き肉にしようか。 放課後は油壺と怪物と戯れるのが日課になりつつあるが色彩にまみれた手と脳髄はもはや処置なしと見え良質な白い原稿にこれまでの人生について三行で書かなければならなくなったのは今では良い思い出……? 洗いたての眼球と擦り切れた口蓋は集団的パラノイアを引き起こすのでトリ扱いには注意が必要だし、来世はクマノミになりたい。
わだかまり ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1483.2
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 1
作成日時 2019-10-07
コメント日時 2019-10-09
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 1 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 1 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 1 | 1 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
語句の一つ一つが上手く絡み合っていないように思いました。まさに「あーだこーだ言うのは理想と妄想の混濁」といった具合で、その「混濁」さが「わだかまり」を表現しているのだと読めなくもありませんが、、それから、カットアップ的に文を結んでいる箇所が多々ありまして、文章の流れ、発想としては面白いですがこれもどこか既視感があります。 なんといいましょうか、もうひとひねりで、とても面白くなるんじゃないかなと思いました。
0左部右人さんへ 確かに自分で読んでいてもテンポが悪いなと感じていたのでまだまだ構成に再考の余地がありそうですね。 コメントありがとうございました。
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