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turbidity dome ~憧夢~
白濁して 満ちた影の後を追えない 私は私の奥深くに 誰かの投影(ともしび)を刻もうとしたけど 淡雪 在れはきっとそういうものだ 朧気ならまだ 触れられた 陽炎だとしてもまだ 信じられたでしょう それがもう ただの記憶の断片で 黄昏…誰そ彼となってしまったなら… 一体何を 誰を 求め止まないのか 幻ですらない 想像と現実を 綯い交ぜにして創り上げたドームの中で 私は淡雪を見てる 心まで 白濁して…
turbidity dome ~憧夢~ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1281.7
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 25
作成日時 2019-10-05
コメント日時 2019-10-07
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 8 | 7 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 2 | 2 |
エンタメ | 4 | 4 |
技巧 | 5 | 5 |
音韻 | 1 | 1 |
構成 | 5 | 5 |
総合ポイント | 25 | 24 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 1.6 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0.4 | 0 |
エンタメ | 0.8 | 0 |
技巧 | 1 | 1 |
音韻 | 0.2 | 0 |
構成 | 1 | 1 |
総合 | 5 | 5 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
白濁とは何のことかと思ったのですが、ドーム、憧夢とかけてあのなんか…雪が舞ってるみたいな感じになる白い粉の入った半球状のもの的イメージなのですね。本でそういう記述をちらっと見かけただけなのですが、谷川俊太郎さんは戦争と激動の時代に幼少期を過ごし、喪失感の具体的な形は幼く理解できないまでも、それが心に強く刻まれていて、喪失感に関する斬新な詩を書いたと分析している人がいました。幼少期のかすかな憧れに近い感覚の投影は、小説『1984年』に出てくる小道具の演出を彷彿しました。
0いすき様、沙一様、コメントありがとうございます。 スノードームの中で独り座り込む女の子との共鳴に成功しました。 髪も肌も服も白く、唇だけが仄かに体温を保ち震えていました。
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