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津軽と僕と月夜
静けさを漂わせてる海子(うなご)と、月が僕を包み、 そっと何か何か僕に向かってささやく。 月の光が不安な波を少しずつ、 少しずつ静めて僕に勇気をくれる。 不安な波を僕にとって優しさにしてくれる。 静かな夜(よ)に波の音。津軽のささやき。 そっと何かを僕に伝えようと耳にささやく。 そして少しずつ、優しい波が不安な波を飲み込んで、 僕の心さえもを静かにいやしてくれよう。 月の優しい光に誘われた僕の心は、 津軽の海子にかこまれていやされていく。 そのうちにこぼれてしまった想いがほほをつたい、 あの日を振り返る。 あの日もう少し僕が早く行動出来ていたら、 君を失わずに済んだんだろうか。 君を傷付けることもなかったんだろうか。 でも、もしも早く行動出来ていたらこの苦しみはきっと訪れなかっただろう。 こんなにも情けない僕を、月と津軽は、 僕の心さえもを、いやしてくれようとするんだ。
津軽と僕と月夜 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1511.5
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2019-10-05
コメント日時 2019-11-02
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
自己陶酔を作品に昇華するのはとても難しいことだと感じる。昇華できた場合、読み手もその作品を読んで陶酔できなければならない。というのは私の持論にすぎないが、少なくともこの作品で私は酔うことができなかった。自己陶酔はあまりに簡単に「詩」に入り込んでしまう毒のようなものだ。
0survofさん、コメントありがとうございます。 もう少し勉強します。 ありがとうございます。
0なんというか、数の問題ではないと思うのですが「僕」という主語が執拗に繰り返されていて、それが(すくなくとも今回のこの詩では)「うるさい」というように感じました。たとえるならスラーをする時の移弦を失敗してしまった時のノイズのようなものです。高らかに、おそらく作者の様々な感情を想起させる津軽の情景を歌い上げてはいるのですが、そこで作者の、僕というものが表にですぎかな、と思いました(私見です)。
0私染因循さん、コメありがとうございます。 置き換え方が分からず、このようなくどいというか・・・、しつこい感じになりました。
0こんにちは。1行目から11行目までは、リズムは心地よく状況の進行もわかりやすいですが、同じ言葉を繰り返し用いて書かれているので(つまり、読み手としてはすでにイメージできていることを、何度も繰り返しているので、前にすすまないために)くどく感じてしまいます。 簡単にまとめれば、「僕」が(何やら不安な気持ちで)夜の海にいると、月の光やら波音やらがささやきかけてくるようで、それに身を委ねていると心が安らぎ、励まされるようだ、という感じではないかと思います。これは単に状況を一文にしただけなので、詩にはなりませんが、表したいことをまずははっきりさせるとよいかと思います。 12行目以下も、振り返っての後悔や反省、追慕といった傷心の場面ですね。最終的にそこで自覚される「情けない僕」も、いやしてくれる月と津軽の風景がある(傷ついた僕と癒す風景、小さな僕と大きな自然という対比)。単純化してしまうとこのように文章化できることで、もちろん、これで詩になるかどうかは別問題ですが、書くうえではすっきりさせて、取り組めると思います。
0藤一紀さん、コメありがとうございます。 なるほど。 次は、気をつけて作成してみようと思います。
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