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夢に落ちる ~『東方紺珠伝』Stage3から~
夢が宇宙 洪大で焦点が合わない あらゆるが混ざり合い それはあらゆるが無い非障壁の永遠空間 夢の白きに 浮くものもあり それは逆理として恐ろしいほどの虚無だ 三次元内を等間隔を保って伸びるグリッドは 平行そして垂直を続けていく 夢の宇宙に原点は存在せず 総ての位置が始点と終点の繋がる場所 見える星々に辿り着くことはできない 座標交点から離れようとすればするほど グリッド間は拡張を行って単位距離を無効と成す 夢の宇宙には泡が噴き荒れる 正負xyzの六方向へ伸び進んだグリッドは 不死なるニューロンのよう次元を駆け巡る 非障壁故にそれは終わりさえない そのグリッド一辺一辺から四方へ垂直に 白く小さな泡が面をつくって噴き出る 泡の壁は連続量の空間を単位に分け しかしその単位の中では距離が意味を成さず つまりが永遠空間の入れ子として 宇宙が内に増殖している この宇宙 嗚呼、あまりに限りなく 満潮のみを繰り返す海だ 夢見る自己は存在しない 夢ももはや存在しない あまりに遠い 何にも辿り着けない
夢に落ちる ~『東方紺珠伝』Stage3から~ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 985.3
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2017-06-15
コメント日時 2017-06-20
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
『東方紺珠伝』Stage3 プレイ動画 https://www.youtube.com/watch?v=OTODDXGhSb4
0『東方紺珠伝』Stage3 プレイ動画 https://www.youtube.com/watch?v=OTODDXGhSb4
0またまた死んでいました。2017年度は心休まる暇が無い。他人の詩も読めない。詩人に必要なのは知識でも私情でもなく健康だと最近思います。快活なマッチョマンになりたいというかマッチョマンが生成しているセトロニンだけ欲しいと最近思っています。プールで泳ごうかしらん。 てなわけで、 花緒さん 空間描写は最近の自分のトレンドなんですよね。今までも視覚性は意識して書いていましたが、それまでは平面の描写だったのが奥行きもある3次元の描写をも成そうとしている段階です。ただ空間描写していると比喩は必然と少なくなってくるんですよ。やはり隠喩が詩の詩情たるもので至上な存在であると捉えている人からは芳しくないようでして。そこらへんの調整が以降の課題ではあります。 しかし空間描写でありながら、この詩では空間を規定する基準がない。天辺も底辺も何もかもがない。例えば映像作品や絵画作品だと、その世界を映す視界(=カメラやキャンバス)があって、それが基準点となってしまう。それをもせずに永遠空間を表現するのは視覚性に欠ける活字のみができることなのかなとも思います。
0あとツイキャス(http://twitcasting.tv/bungoku_was/movie/380655208)で言及されたものにも返答していこうかとも思いましたが、日曜日に結局自分も出るのでここではとりあえず軽くだけ書こうかと思います。 まずなぜこういった二次創作詩を投稿したかといいますと、まぁ今までも実は二次創作詩なるものは実は投稿してたんですよね。「妻の夫」は人生という音楽グループの「おどり」という楽曲の二次創作詩(http://www.nicovideo.jp/watch/sm19531865?from=146)ですし、朗読動画にもした「ある夜の思い出」(https://www.youtube.com/watch?v=af6QT7ny_Uot=9s)は艦これの二次創作、三次創作詩でもあります。 ただいずれも元ネタを前面に提示はしていませんでした。てのは元ネタを提示しなくても一次創作として独り立ちできると判断したからで。二次創作詩ってそういう面があるんですよね。川口晴美さんがtigerbunny、そらしといろさんが刀剣乱舞で二次創作詩を書き商業詩集にも載せていますが、二次創作でありながら商業流通が可能なのは言われなければ一次創作と変わらないからなんですよね。漫画や小説での二次創作とのこの違いはなぜなのだろうか、まだちょっと自分の中で言葉がまとまっていないんですよね。 だからあえて副題にちゃんと提示して強制的に二次創作詩と自明にさせたらどうなのだろうと、そのときに元ネタを知っている人と知らない人とでは読みにどういった差がでてくるだろうかと、特に知らない人にとっても詩となる強度を持つものになるのだろうかという問いがこれにはあります。ですのでキャスで東方を知っている百均さんとほぼ知らないなかたつさんとが両方いたのはとても参考になりました。 あと泡は弾幕からでなく、ボス戦のBGM「永遠の春夢」(https://www.youtube.com/watch?v=2AhIFWkn0NA)のポンポン鳴っている音からの連想ですね。 では後はキャスで。
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