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夢喰いと悪夢
雨降る悪夢はもう懲り懲り 明けずに雨曝し 瞼は腐食し雨漏り 瞳は晒せず所狭し 過去夢は過ぎ去り、 あなたを想えば此処は夜の廃れ街 月をも陰るこの悪夢 それを好んで喰らう怪物 「今もはらへり、悪夢を頂戴」 夢喰いはひたすら囁き 終いには裁ち鋏選び 警笛鳴れど想い夢の底 あなたの一口水の泡 酔いどれ黒い目眩 望むただの絵空事 何処か曖昧を足止め 常に囁く夢喰いの誘い 悪夢にて咲く黄色菊 浮かぶ赤い虎模様 体に鉛、吸血鬼の身体 愛は不老不死 醒めずに滅多刺し 飢え凍え、悪夢は明けない 嗚呼、夢喰いよ 私の夢を喰らっておくれ 醒めれば此処は雲の上 悪夢たらふく召し上がれ 夢喰いにお願い、いと容易く 頭を向こうに明け渡すのみ
夢喰いと悪夢 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1539.7
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 22
作成日時 2019-09-16
コメント日時 2019-10-05
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 7 | 7 |
前衛性 | 7 | 7 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 3 | 3 |
技巧 | 2 | 2 |
音韻 | 2 | 2 |
構成 | 1 | 1 |
総合ポイント | 22 | 22 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 7 | 7 |
前衛性 | 7 | 7 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 3 | 3 |
技巧 | 2 | 2 |
音韻 | 2 | 2 |
構成 | 1 | 1 |
総合 | 22 | 22 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
ところどころ体言止めが効果を発揮してるように思えますが、多発過ぎて作品全体として静止状態の感があります。内容からすれば動的にあったほうがよいのではないかと思いました。
0体言止めが非常に効果的に効いていて、なおかつ作品全体に推進力を与えている。言葉同士のリズムも絡み合って、しかも独特の字余り感が好きだ。切り捨てていくようなリズムが非常に心地よい。が、やはり同じリズムが続きすぎな感は否めないのでどこかで、部分的にきちんと言葉のリズムをかっちりそろえる(たとえば字余り感を無くして五七調にしてみるなど)、あるいは体言止めのスタイルを一連だけ崩すなどあるとよいのかな、と個人的には思った。みうらさんの感想とは逆で私は作品全体は動的に脈打っているように感じられたが、もしかしたら読み手によっては、全体を通しての技法のマンネリ感が作品全体を「静的」と感じさせてしまう原因となっているのかもしれない。
0みうらさん、survofさん アドバイスありがとうございます。 次回の参考にさせていただきます
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