死と乙女 - B-REVIEW
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死と乙女    

死神が 美しい乙女に恋をした 死が近づいている乙女を 冥府に導こうと来たのだが そのあまりの美しさに 恋に落ちたのだ ところが 乙女はまだ自分に 死が近づいていることを知らない 乙女はある日  鏡に映っている 自分のうしろに 死神がいることに気がつき驚く (ああ 私はまだ若いのよ) (残虐な死神よ 私に近づかないで) (あっちへ あっちへ行って) (私に触れないで) 死神は乙女に (美しい乙女よ 恐れてはいけない) (私はあなたの友なのだ) (あなたに安らかな死を与えるために) (やってきたのだよ) (しかし あなたの美しさにうたれてしまった) (あなたに 望むだけの時間をあげよう) (充分に 人生を楽しむがよい) 死神は乙女から姿を消す そのあと乙女は 美しい青年と はげしい恋をする しかし その青年こそは 天界から使わされた者だった 死神の情けに怒った最高神が 乙女の死を成就させようと 送りこんだのだ 青年は残酷に乙女を捨て 乙女は悲しさのあまり 河に身を投げた 別の死神が乙女に 死を与えたのだ しかし  乙女に恋をした死神はつぶやく (美しい乙女よ おまえは) (ほんの少しのあいだでも 充分に) (しあわせだったのだ) と


死と乙女 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 1
P V 数 : 1208.5
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 22

作成日時 2019-09-13
コメント日時 2019-09-25
#テキスト
項目全期間(2025/04/13現在)投稿後10日間
叙情性33
前衛性11
可読性66
エンタメ66
技巧33
音韻11
構成22
総合ポイント2222
 平均値  中央値 
叙情性1.51.5
前衛性0.50.5
可読性33
 エンタメ33
技巧1.51.5
音韻0.50.5
構成11
総合1111
閲覧指数:1208.5
2025/04/13 04時31分25秒現在
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    作品に書かれた推薦文

死と乙女 コメントセクション

コメント数(1)
三浦果実
(2019-09-25)

幻想的な響きを一行空けによってもたらせているように思いました。フォルムが良い色出してるような感じですよね。

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投稿作品数: 1