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骨の詩
君に何か言われて、私が傷つくみたいに 毎日擦り減らした私の心も、きっと何処かで花になって旅をしていた 心の破片が、そうやって乱暴に光を反射させるのを見て 決して、まるくなどなりたくないと思った だから、死んでも土になんか埋まりたくない だから、死んでも海になんか流されたくない いつか、肉体が腐り落ち骨だけが残り いつか、人類が皆滅亡し緑と骨だけが残り いつか、新人類が現れ私の骨を手に取り それで、君を殺してくれれば良いと思った 私の骨が、君の命を奪えば良いと思った そのために。私を硬く、尖らせるために。 今日も牛乳を飲む。 昼間、学校で牛乳を飲む。
骨の詩 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1631.4
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 25
作成日時 2019-09-12
コメント日時 2019-09-15
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 5 | 5 |
可読性 | 10 | 10 |
エンタメ | 10 | 10 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 25 | 25 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 2.5 | 2.5 |
可読性 | 5 | 5 |
エンタメ | 5 | 5 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 12.5 | 12.5 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
言葉の選び方というのか使い方と言うのか。 いいなと思いました。 次に出てくる言葉が楽しみになるような詩でした。
0>そのために。私を硬く、尖らせるため>に。 >今日も牛乳を飲む。 >昼間、学校で牛乳を飲む。 この発想が面白いですね。的盧さんも言われてますが言葉の使い方もいい。最初の方の花になって旅をしていた、なども惹かれます。
0直接殺すのではなく 長い年月をかけて 牛乳飲んで >私の骨が、君の命を奪えば良いと思>った という表現にとてつもない力を感じて頭に焼き付くほどでした。
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