秋の下ごしらえ - B-REVIEW
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秋の下ごしらえ    

潤度を失った彼女たちは しなやかな硬さを持ち寄り 軽やかに集団移動した かわりばんこに木にしがみついては 雄叫びをあげる夏々しさとはちがって 季節の報せをはやばやとばらまいた


秋の下ごしらえ ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 3
P V 数 : 1618.6
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 2

作成日時 2019-09-08
コメント日時 2019-09-19
#テキスト
項目全期間(2025/04/13現在)投稿後10日間
叙情性11
前衛性00
可読性11
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント22
 平均値  中央値 
叙情性11
前衛性00
可読性11
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合22
閲覧指数:1618.6
2025/04/13 05時56分55秒現在
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    作品に書かれた推薦文

秋の下ごしらえ コメントセクション

コメント数(3)
三浦果実
(2019-09-11)

ささやかな日常を感じさせるもの、詩心を感じさせる作品だと思います。季節の変わり目にもつ情緒を表現する。その詩を書くという行為自体に美的共感を誘うものがあるのでしょう。当サイトの機能上、縦書きフォルムは叶わないのでしょうが、本作品が縦書きであれば更に情緒さが増すのではないかと思いました。横書きですと、なぜだか、一行空けに作為的なものを残してしまいます。一行空けの書きやすさ、読み手の読みやすさが感じられるとも言えるのですが、即興でな一筆書きの感じを表するのであれば、ブランクは不要にも思います。

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甘味処
甘味処
(2019-09-12)

コメントをありがとうございます。 これが初めての投稿で今まで誰かにお言葉を頂いたことがなかったので、体温が上がるくらい嬉しいです。 ぎゅっとしすぎないくらいがいいと思って一行空けたのですが、作為的に見えることもあるんですね。ありがとうございます、参考にさせていただきます。

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ふじりゅう
(2019-09-19)

ご投稿ありがとうございます。面白かったです。 別に、若い、とか、そのような言葉を使っていないのにも関わらず「学生」であろうことがなんとなくわかる仕組みになってます。しかも。「集団移動」とあるので、これだけだとどの年代でもイメージ可能ですが、「潤度」を失った、とあることで(高校生くらいかな)と想像させるに至っています。これはすごいと思いました。 >季節の報せをはやばやとばらまいた 良いと思います。あくまで語り手は彼女たちを客観的にみていて、その姿は「はやばやと」季節の到来を伝えた、と。学生服でしょう、たぶん。早期に夏服に代わっているのを見て、その後子供たちが気に上ってはしゃぐのよりはやばやと、季節が変わることを伝えた。と、想像しました。 俳句でなく詩なので、もうちょいストーリー仕立てであり長ければ個人的には読みごたえがありうれしいところですが、まあ、本作はたぶんこれで完成形のような気もします。好きな作品でした。次回作も楽しみにしてます。

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投稿作品数: 1