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とこしえの時
詩集の一冊すら手に取らずして、優れた詩を書くことは可能だろうか。 では、その困難な問いに答えてみよう。 「とこしえの時」 あなたは草にすわって、薄く蒼い耳元から もつれる髪を掻き上げ、世と争う私と失くした櫛にささやく その色は白い項から遠い樹陰に笑みをおくり 茨の茂る溝を飛び越えていった 良識をもつわたしにあなたは狂気をささやき 光は平原を満たしている 天使のような顔をしながらあなたはささやく 風に揺られて葦のなかを歩く塵に わたしは人間という名前をあげるわ わたしはあなたの海をたたえた細められた眼に 何という破壊と奇跡を見るのだろうか わたしは世界を信じないが、あなたを純粋に 輝いている瞬間に思う 世界の果ては霞んで決して見えないことを 一羽の小鳥があなたの足もとに落ちて駈けてゆく あなたの眼が清澄な揺らめきを白い足に与え わたしはふと叢が小鳥の重さでしないでいるところを見た 命は光のように塵のように年齢もないことにわたしは気づく 風はいつも緑色の新鮮さを運んでくる 追憶のもとで、かつてはあなたに言えなかったことを あなたに告げるためにこの平原にともに来たことを わたしは思い出した あなたの優美な髪に見とれて あなたの名前を あなたの薔薇色の唇に ただそれだけを あなたの翼に乗って力強くわたしは歩き出す あなたにすべてを話かける時は始まったばかりなのだから
とこしえの時 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1384.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2019-09-01
コメント日時 2019-09-01
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
>詩集の一冊すら手に取らずして、優れた詩を書くことは可能だろうか。 では、その困難な問いに答えてみよう。 上記の問いに対して本作が書かれたのであれば本作が「優れた詩」でないことは確かでしょう。テーマもそこに書かれてる文章に関しても非常に凡庸であるというのが私の感想です。それっぽい文章を紡いでいらっしゃるのはよく分かりますが、文や連の連なりが見えにくく、描写としても表現としても響くものがありません。具体的にどの描写が良くないのか、というのをあげていくのが躊躇われるくらい、全体として私には凡庸に思えました。 自己満足の範疇を出ていない、というのが個人的な感想ですが、作者が我々読者に何を伝えたくて書いたのか疑問になるような詩だと思います。
0左部右人さん コメント有難うございます。 この詩においては、書き出しだけでも優れていると自負しています。 あなたには、それがわからないでしょうし、あなたが、この詩を凡庸だと仰るのは、あなたご自身が凡庸だからです。 いちいち、反論する気はありません。 また、あなたの詩を拝読しましたが、感想として、あなたに言われたくはないですね。
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