黒猫の発生 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

大人用おむつの中で

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たそがれに たれかある さくらのかおりがする

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羽田恭

喘息の少年の世界

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誰かがドアをノックしたから

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海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

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アオゾラの約束

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紫の香り

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きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

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もし、あなたが「今年は、十月が足りてない」と お感じでしたら、それは『十月の質』が原因です。 詩の中に身を置くことで『短時間で十分な十月』を得ることができます。この十月の主成分は、百パーセント自然由

るる

だれのせいですか

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どんな自分であっても愛してくれるか、抱きしめてくれるか、生きてくれるか SNSできらきらした自分だけを見せてそんな見た目や上辺で物事を判断しやすいこんな世の中だからこそ響くものがありました。例えばの例も斬新でとても魅力的です。

sorano

衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

ずっと待っていた

渇いた心を満たす雨に満たされていく

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黒猫の発生    

黒猫という生き物は、猫という名前がついていながら、本当は普通の猫の一種類ではないのである。 僕はつねづね街角や旅先の見上げた窓や誰かの腕の中に黒猫を見つけるたびに、たしかにある違和感を持っていた。他の猫よりも毛並みがいいこと、体がやわらかく撫でると異様に手に馴染むこと……普通の猫との感覚的な特異点はそれぐらいである。それ以上の何かが、黒猫という生き物の特性としてあるようにずっと思われていた。 その答えをこの間思いがけず発見した。 ある雨上がりの晩に、アパートの外階段の踊り場で煙草を吸っていると、下の道路に暗い水たまりがあるのが見えた。水たまりは街灯の光をチカチカ反射させながらも墨みたいに暗ら暗らしていた。しばらく何となくそれを見つめていたら、ふと猫の鳴く声がした。 見回してもどこにも猫なんかいない。 変だなと思いながら煙を吐いてまた水たまりを見ていたら、突然のっぺりした水面から黒い頭が出た。 みるみるうちに黒猫が一匹すっかり水たまりから姿を現した。それに続いて二匹三匹と次々に同じ色の頭が出た。 三匹の猫はあっという間に平気なふうに寝静まった街に消えていった。 黒猫はやはりただの猫ではない。


黒猫の発生 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 3
P V 数 : 1574.3
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 202

作成日時 2019-08-22
コメント日時 2019-08-22
#テキスト #アドバイス募集
項目全期間(2024/11/22現在)投稿後10日間
叙情性101101
前衛性00
可読性11
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成100100
総合ポイント202202
 平均値  中央値 
叙情性50.550.5
前衛性00
可読性0.50.5
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成5050
総合101101
閲覧指数:1574.3
2024/11/22 00時16分43秒現在
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    作品に書かれた推薦文

黒猫の発生 コメントセクション

コメント数(3)
るる
(2019-08-22)

「黒猫はやはりただの猫ではない。」という学説(あえて、学説と呼びます)は、正しい。 イグノーベル賞受賞研究で猫がそもそも液体であるという論拠を参照する点において、わたしの住む地域にも黒猫家族が住みついていて撫でるとなにやら ただものではない感が漂うという点において、やはり他の猫よりも毛並みがいいという点において、体がやわらかく撫でると異様に手に馴染むという点において、「黒猫はやはりただの猫ではない。」という学説は正しい。 宇佐見踏繁氏によって 水たまりからの派生が報告されているが、他の地域である私の地域猫もただものではない感をかもしだしているということは小川や暗渠においても猫が発生していると考えられる。 道理で、街頭の少ない夜道を歩いていると 草などの茂っているところよりも小川や水たまりの場所のほうが黒さが際立っいる。しかも、すこしの光で水は猫の瞳のように輝くのである……なんちゃってね。 私は結局何が言いたいかというと、この作品が大好きだということが言いたいのです。終わり方なんて しびれます。わさわさ猫が発生するのですね。うわわわわわわわ。 わたしの住む地域の地域猫さんも黒猫なんですが、ある日突然 黒猫家族が現れました。 この作品のまんまな感じです。朝からゴキゲンな作品に出会えました。嬉しいです。ありがとうございます。 ≫みるみるうちに黒猫が一匹すっかり水たまりから姿を現した。それに続いて二匹三匹と次々に同じ色の頭が出た。 三匹の猫はあっという間に平気なふうに寝静まった街に消えていった。 キャーあ

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宇佐見踏繁
(2019-08-22)

るるりらさん、コメントありがとうございます。 猫を作品の題材にすることはよくあるのですが、今回は私が猫の中でも一番謎めいていて魅力的な黒猫について書きました。黒猫は静かさも質感も他の猫とは全然違います。それ故にか、不気味な存在として扱われてしまうことも多いらしく、私は残念に思っていました。今回はその掴み所の無さを、不気味というマイナス面ではなく、不思議というわくわく感に昇華することを試みました。 気に入っていただけたようで大変嬉しく思います。るるりらさんと地域猫さん達の繁栄と平和を祈ります。

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宇佐見踏繁
(2019-08-22)

yamabitoさん、コメントありがとうございます。 お褒め頂き大変嬉しく思います。自分の文章は良くも悪くも投げっぱなしなのが特徴であると自覚しておりますが、少し自信が付きました。これからもいろいろ研究していこうと思います。

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