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奇妙な壁
オアシスを聴きながら君を思い出して、バッドトリップしようと頑張っているのに、全部美しくて、堪忍してくれないか。 コントロールすれば良いって聞いていたのに、全然落ちこめやしないよ。 ただ高いところを漂っている。堪忍してくれ。こうしてオアシスのズルさを、許せるトシになったことが一番許せない。 こンな風に世界中に撒き散らすようなこと、したくはなかったけれど、君にだけ話しかけることは僕のオーソリティからずいぶん昔に外れてしまったから、こうしている。許せといえば、たとえば君を打つことにあたるのだろうな。 ああ、なんて醜くなってしまったか。 全部が終ったように感じた時、君も同じ気持ちだと言って怯えて、僕の肩を抱いた。 君を守るどころか、僕も心底から怯えていて、どうにも出来ない壁を感じていた。2人とも怯えるだけだった。タクシーの後部座席。 あれが唯一、僕たちが愛し合えたと言える瞬間だった。 なんて醜くなってしまったか。僕だけ。 ここに君がいなくて、本当に良かった。
奇妙な壁 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1016.5
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 5
作成日時 2019-08-18
コメント日時 2019-08-18
項目 | 全期間(2024/11/24現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 3 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 1 | 1 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 1 | 0 |
総合ポイント | 5 | 2 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0.3 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0.3 | 0 |
総合 | 1.7 | 2 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
こんなに醜く年老いてしまって。こんな所で泣いていたら、悪い大人みたいに黒焦げだ。
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