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畦の散歩歌3編 (潮風のおまけ付き)
『夏のわたしの収穫記』 茄子が居たのさ机の上に 茄子が居たのさ長い奴 まんまるお尻がセクシーな ぺったんハットを被った伊達男 黒紫はサングラスの色 シャイでクールなお野菜野郎さ ピュアなハートを見せるのは トマトなあの子を 口説く時だけ 恋の熱にあぶられて 甘く蕩ける口当たり 夏の一皿 夢を見る 茄子が居たのさ机の上に 夕日を背負う長い奴 『秋雨とウマオイ』 雨に打たれて すぃ~ちょ 風邪を引いたよ すぃ~ちょ 落ち葉の蔭に 干し草敷いて 朝が来るまで すぃ~ちょ 『大根独り舞台』 そこ退け そこ退け 主役を空けろ 大根役者のお通りだ 話題沸騰舞台と聞いて トウも立っても居られずに 一路、荷馬車で参じた次第よ ぼーっと突っ立つその役者 肩から尻まで一本調子 こいつは見事な総ぶとり 枡の席からヤジが飛ぶ あんたは 何が出来るんだ? オラは天下の大根役者 出来ぬ役などありゃしない えいやと自腹を十字に切れば 染み入る味の奥深さ 仕事にあぶれ 軒に干されりゃ 寒い季節も堪え忍ぶ 来るんじゃねぇと 撒かれた塩にゃ 浅く漬かるが男気よ 下ろしの 金をスられた日にゃあ 辛味つらみに涙する オラは天下の大根役者 煮るなり焼くなり好きにせい ムシもス入りも 御免被る あっちもそっちも寄っといで 出汁惜しみなんかするんじゃないよ 昆布はまだまだ入れといて? おでんでんでん 太鼓が鳴った 落とした 蓋を摘まみ上げ さても皆様お待ちかね 独り舞台の 始まり 始まり おまけ 『マズメ、慰め、黒メバル』 春告げ魚が、わらわら釣れた。 当分、春は来ないだろうけど。 春告げ魚が、わらわら釣れた。 隣に彼女はもう居ない。 春告げ魚が、わらわら釣れた。 沈む夕日が目に染みるから、 わらわら釣れた、春告げ魚を、 全部海に投げてやる。 腹が減ったし、もう帰ろう。 魚臭い手でパンでも焼こう。 肴のスルメはメバルが喰った。 冬の布団がまだ惜しい。 昭和を連れてきた人のあとがき 現代詩ってそういうことか! 現代詩ってそういうことか! おととい知ったよ現代詩。今更ググった。 現代に合わせて書かれた詩のことだと思い込んでいたんですよね。 七五の調子に囚われず、耽美に寄らず。それが現代詩の根幹であれば、多分、現代詩を書かれる方々にとってわたしは敵対分子なのでしょう。わたしの言葉は格好良く、美しく、好ましく。リズム良く。そんな感じにしていきたいですから。喧嘩をする気は無いですし、現代詩を否定する気も無いですけどね。 まあ、投稿作品は現代詩に限らないって話なので、ちょくちょくお邪魔に来るかな。どうかな。 メバルは春告げ魚の別名もありますけど、春を告げるようにお店での流通が始まるメバルはウスメバルらしいですね。普通のメバル(赤や黒)とは種類が違う。 ただ、釣り人の間では、防波堤から狙った場合、メバルが数多く釣れ始めるのが春と言うことで、種類問わずメバル=春告げ魚で通っていますね。 マズメとは、太陽が昇る時間(朝マズメ)と沈む時間(夕マズメ)を指す用語で、魚の活性が一番高くなる時間帯のこと。特にメバルは夜行性なので、防波堤から狙うなら夕マズメからでないと釣れないみたいですよ。 釣ったこと無いですけど。 歌詞も詩に含まれるのなら、これらも詩と言えるかな? こういう作品は得意なんですけどね。 曲は考えてませんけど、調子の良い文に整えたので、読んでるだけでリズムが生まれる……かも。 自己評価としては、茄子は生焼けですね。うーーーん、美味しくは無い。 ウマオイはこの中では気に入ってます。 大根は言葉遊び歌かな。詩に分類されるのだろうか? メバルは、仕事中にぼーっと白昼夢を見ていたらメバルが釣れてきたのでさばいてみました。わらわらなら鰆(サワラ)でも良かったかもしれませんけど、雰囲気が合わなくて。 全体としては古くさい。昭和。 言葉のインパクトが足りないですね。まあ、わたしの書く作品全体に言えることですけども。このサイトでは、直接刺さる言葉を好まれる方が多いように感じます。てか、現代詩がそういう傾向にあるとか。 でも、わたしは苦手なんですよね~。上手く扱える気がしないのです。
畦の散歩歌3編 (潮風のおまけ付き) ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 2014.6
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 8
作成日時 2019-08-09
コメント日時 2019-08-12
項目 | 全期間(2024/11/22現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 3 | 3 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 1 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 3 | 2 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 8 | 6 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0.3 | 0 |
エンタメ | 0.3 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 1 | 1 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 2.7 | 2 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
タカンタさん こんにちは。 そうそう、そんな易しい言葉で書いてもらえると読解力の無いわたしでも読めます。感謝です。あいかわらず、本編を読んでもらえたのかどうなのかわかりませんけども、ありがとうございます。 わたしの場合は浅学が理由にあると思っています。タカンタさんの場合は人間性というよりは、文章が発する力の方向性かなとも思いますよ。相手の考え方を変えさせるのに、知識を背負って真っ正面から押し込んでも難しいでしょうに。ガードを固められるだけじゃないかなとも思いますよ。でも、そういったところも人間性に含まれるのかな。 まあ、わたしは他人の文章をどうこう言ってる場合じゃ無いんですけどね。タカンタさんの積極性は羨ましいですけど。 好ましくとリズム良くは意識してます。格好良くと美しくは、目標ということでお願いします。 ゴーストライターは考えたことが無かったですね。わたしの文章は癖が強い方ですから、どうでしょう。わたしの作品を読んでる方は、地の文を読むとわたしが書いたのがわかるらしいですよ? まあ、どんな形でもある程度を稼げるなら、嬉しいのですが。 あ、それと、タカンタさんはわたしへのコメントは2回まででお願いします。タカンタさんのコメントは回を重ねる度に、どんどん違う方向へ逸れていきますから。あと、長文で書かれると間違いなく曲解します。 2回まではお返事をさせていただきます。と言っても、そんなに深みのある作品は書けないと思いますけども。 なにとぞよろしくお願いします。
0仲程さん お読みいただきありがとうございます。 わたしも堅苦しいのは苦手ですよー。 茄子はボリュームがあった方が良かったですか? 何にせよ、茄子は安直でした。もしかしたら深みが足りないから、ボリューム感に乏しい作品になってしまったのかもしれません。 大根は、そうですね。もう少し削り落とした方が読みやすいかもしれませんね。思いついた限り並べてしまいましたから。なるほど。 あとがきはすいません。コメント欄に書こうかとも思ったんですけど、どうしようか迷った末に本編へ書いてしまいましたね。後書きは、あくまで後書きとして書きましたから、散文詩では無いのです。 ネットでは現代詩の特徴に、普段使わない言葉を差し込んで、とか色々書かれてましたからちょっと混乱してまして。実際、このサイトでは現代詩らしい作品を書かれる方が多いように感じますし。サイトが現代詩をメインに扱っているので当たり前ですけどね。 ありがとうございます。
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