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三つの朝の歌
棟上げの歌 裳俟って等 入り悪しく 撓む燃す木 夜増す街 孤軍のうそを阻止れば なう間 すだたら さ朝か 痛間に おんたりの知る歌 歯に文す 足し巣を待って愛で馬は うむ! 真蒼き彼方たむまよ 時あやさ いずよ 泣か人が 素手の喪すそも舞いつしょ 皺増す児らの 背撫で頸撫で ぬだでば 浜に一条裾のあと 夢譚や足つ散る 幾野ど淫歌 麦打ちの歌 小夜手折る 朱連れる遮譚手 追い綯うしたましなくしを 跡絶えし節の辞 夜芽だの譜果せ 煎るの羽子ら児 さあれ さわらん 穂楪おこしの贋痴話を ただ立ても来し路 こでれ誰の歌 かわやの歌 飲すれば 朝海悲し かわき月 淫すれば 浅身夢なく 朝見砂 朝見綱 因すれば 朝産に音なく 厠悲し 飲すれば 朝海悲し かわき月 淫すれば なめ皮築き彼は気付く 浅身に夢吐く 朝見砂 朝見綱 淫ずれ入れ歯返しても かわき尽きはて彼は気付く 厠かなしく因すれば べにおのカッコもおがきれる 因すれば 朝産音なく 今一度 居れば返してもう一度 いずれ遅夢 印すれば 皮気 大人く かわや音なく
三つの朝の歌 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1719.1
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 62
作成日時 2019-08-03
コメント日時 2019-08-10
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 12 | 12 |
前衛性 | 5 | 5 |
可読性 | 6 | 5 |
エンタメ | 12 | 12 |
技巧 | 8 | 8 |
音韻 | 17 | 17 |
構成 | 2 | 2 |
総合ポイント | 62 | 61 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 2.4 | 2 |
前衛性 | 1 | 0 |
可読性 | 1.2 | 0 |
エンタメ | 2.4 | 0 |
技巧 | 1.6 | 0 |
音韻 | 3.4 | 2 |
構成 | 0.4 | 0 |
総合 | 12.4 | 10 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
こんばんは。全然意味がわかりません。なんじゃ、こりゃー!?です。でも、何度も読んでしまいます。音も使われてる文字も知らないものではないのに、組み合わさるとなんのこっちゃで理解に窮してしまうから、言葉ってとても面白いです。 でも、意味のわかる筋の通る話もいいけど、特にこれといった意味もないことを言ってる方が愉しいってこと、割りとあるし、それでひと息入れて、気持ち入れ換えられることも度々あるな、とも思いました。歌というのもそういう役割をすることもあるし。 そんなふうにおさめてしまっていいのかどうかはまだ悩ましいところですが、この作品が面白くて好きな作風であることにはちがいありません。
0〉仲程さん それ、私です。音読だと楽しくて。 《足し巣を待って愛で馬は うむ!》 とか、 《背撫で頸撫で ぬだでば》 とか、特に。
0藤さん、中程さん、お読みくださり有り難うございます。 ご指摘のとおり、解説がないほうがいいのだと思いますが、蛇足の言い訳をひとこと。 これは少し以前に書いた言葉遊び、歌遊び風の、やや実験的な作品です。言葉のイメージや音韻感覚、特に発音したときの生理的感覚を手掛かりにしながら、「彼岸=向こう側」の世界を彷徨っている、そんな塩梅です。基調のモチーフは、諧謔味と悲嘆でしょうか。歌詠みの伝統と土着性ということも意識しました。
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