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無題
僕は君のそういうとこが好きだ アルコール中毒でレモンを絞っただけの常温のジンを片手に わけのわからない思想とか理論を僕に解説しようとするその眼差し 雨に濡れたオリーブみたいな匂いのする君の煙草 汚れた皿やグラスがあるキッチン 静かなピアノの音 いつのまにか聞こえる小さな寝息 アメジスト色の瞳 朝起きると枕に残された長い髪 読みかけの小説はいつもジュネ 光が眩しすぎるから 猫たちは脱ぎ散らかした服のあいだを華麗に歩く 僕が黙り込むと君は少しおびえた目つきをする 大きく見開いた丸い瞳に僕は欲情してしまう
無題 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1610.6
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 7
作成日時 2019-07-22
コメント日時 2019-07-25
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 1 | 0 |
前衛性 | 1 | 0 |
可読性 | 2 | 2 |
エンタメ | 1 | 1 |
技巧 | 2 | 2 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 7 | 5 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0.3 | 0 |
前衛性 | 0.3 | 0 |
可読性 | 0.7 | 0 |
エンタメ | 0.3 | 0 |
技巧 | 0.7 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 2.3 | 2 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
とても読みやすく、純粋に綺麗な詩だと感じました。 思想などを一方的に酒片手に語るその様子が、暗いバーかなにかを連想させます。 雰囲気を醸すのがとても上手いと思います! 良かったです!!
0こんにちは。リズムの変化も含めて《光が眩しすぎるから》の置きどころがよいなあと感じました。《猫たちは脱ぎ散らかした服のあいだを華麗に歩く》という一行、やや古風な印象ですが好きです。
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