昼下がりのソネット - B-REVIEW
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昼下がりのソネット    

昼下がりのひとけない広場で 雲が流れていくのを見ていた 目をまっすぐ 見開いて 風の向くまま 流されていく雲──。 雲が流れていくのを見ていた そんなことがかつてもあるにはあった ベランダに肘をついて または土手の階段で 流れていく雲は自由でいい、とぼんやり。 目をまっすぐ 見開いて 見つめていた理由はたったのひとつ いつかとはまったく違うこと。 風の吹くまま流されていく雲よ、 おまえは今日おれにこう語った、  ──オマエハ選ンデソコニイルノダ、と。 昼下がりのひとけない広場で。


昼下がりのソネット ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 4
P V 数 : 1648.0
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 1

作成日時 2019-07-18
コメント日時 2019-07-19
#テキスト
項目全期間(2025/04/13現在)投稿後10日間
叙情性11
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント11
 平均値  中央値 
叙情性11
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合11
閲覧指数:1648.0
2025/04/13 10時06分14秒現在
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    作品に書かれた推薦文

昼下がりのソネット コメントセクション

コメント数(4)
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(2019-07-18)

自分 とは 自分 だ 幾度となく分かれ道を選び その結果が今の自分だ 雲に なぜそっちに行くのか と問えば 風が吹くから と答えるだろう

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ほば
(2019-07-19)

淡々とした雲を眺める日というのは誰でもあるような気がしますが最後に受け取る言葉が人によって違うのかな、と思いました。

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藤 一紀
(2019-07-19)

【】様 おはようございます。そうなんですよねぇ。 《幾度となく分かれ道を選び その結果が今の自分》なんですよね。だから、そっか、おれだって(むしろおれの方が?)自由だったし、自由やん、て、まあ、ちょっと動く。そこのところを書いてみたくなった。といっても、成り行き上、そうなってしまいました。くみ取っていただき、ありがとうございます。

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藤 一紀
(2019-07-19)

帆場さま おはようございます。コメント、ありがとうございます。 そうなんです。《淡々とした雲を眺める日というのは誰でもある》のです。とくに私は田舎暮らしなので、毎日いやでも目に入ります。笑 そんで、「今さら『雲』~?」と最初は突っ込み入れたり、呆れたりしたんですけどね、書いてるうちに書きたいことが見えてきた。日常的にも雲を眺めたところで、滅多に心が動いたりしないのだけど、書きながら「あ、いまちょっと動いたな」って。言葉ってほんと興味深いです。 で、個人的には誰が読んでもそこそこどういうことを書いたかわかるように、やや恥ずかしいことも辞さずという、なかなかに勇気をだしてみた思いも強いんですが、やはり人それぞれですので、違いがでてくるかもしれないですね。

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