別枠表示
餌を押す
餌を押す 給餌として 地味で重要な仕事の 牛は餌を散らして食べるから 食べやすいよう 散らした餌を押しまとめる 180頭の餌を 手が空いたらまた押す いつものごとく危機が叫ばれる今日 救難に向かった事のある昨日 どうなるかわからない明日 何もない事を祈り 餌を押す 日々の労働が祈りになればと 餌を押す 生きざまを決められない牛たちの 餌を押す 人の都合で生死が決まる牛たちの 餌を押す 召集され ライフルを人に向けなければいい また餌を押す
餌を押す ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1152.5
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2017-05-29
コメント日時 2017-06-08
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
花緒さん、こんにちは。 実は自衛官時代に311の救援に行った経験があり、直接的でないにしろそれが少し入っています。 日常の光景ではあるのですが、牛を何頭殺しても良い、仕返ししない、という風にも読めますね。確かに。 危機が叫ばれる中、平和を祈り、牛の世話をする日々です。
0仲程さん、はじめまして。 日々の地道な労働が平和に役立つものと思い、労働しております。 食料自給には貢献してますし。 ライフルを人に向けて欲しくない、これは大切な事と思いますよ。 たとえそうはいかないとしても。
0言葉を刻んでいくリズム、 切りつめた進行、詩行の間に、時間が圧縮されているような印象があります。 今日、昨日、明日、なにごともないことを祈り・・・牛が食べやすいように、餌を押す。 餌を押す行為は、たとえば肉牛を一日一日、死へと近づけていく行為かもしれない。 しれないけれど・・・私たちもまた、一日一日、死に向かって生きている。 その時間を、どう過ごすのか。そう、問われているような気がしました。
0まりもさん、こんにちは。 確かに、牛を一日一日死に近づけているかもしれませんね。 でも、その牛のその一日を幸せにできるなら価値があるかなと。 自分たち自身もそうなんでしょうけども。 そんな気持ちも入っている詩です。 (世話しているのは乳牛ですけども)
0