餌を押す - B-REVIEW
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ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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餌を押す    

餌を押す 給餌として 地味で重要な仕事の 牛は餌を散らして食べるから 食べやすいよう 散らした餌を押しまとめる 180頭の餌を 手が空いたらまた押す いつものごとく危機が叫ばれる今日 救難に向かった事のある昨日 どうなるかわからない明日 何もない事を祈り 餌を押す 日々の労働が祈りになればと 餌を押す 生きざまを決められない牛たちの 餌を押す 人の都合で生死が決まる牛たちの 餌を押す 召集され ライフルを人に向けなければいい また餌を押す


餌を押す ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 4
P V 数 : 1227.1
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2017-05-29
コメント日時 2017-06-08
項目全期間(2025/04/16現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
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閲覧指数:1227.1
2025/04/16 07時29分44秒現在
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    作品に書かれた推薦文

餌を押す コメントセクション

コメント数(4)
羽田恭
(2017-05-30)

花緒さん、こんにちは。 実は自衛官時代に311の救援に行った経験があり、直接的でないにしろそれが少し入っています。 日常の光景ではあるのですが、牛を何頭殺しても良い、仕返ししない、という風にも読めますね。確かに。 危機が叫ばれる中、平和を祈り、牛の世話をする日々です。

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羽田恭
(2017-06-01)

仲程さん、はじめまして。 日々の地道な労働が平和に役立つものと思い、労働しております。 食料自給には貢献してますし。 ライフルを人に向けて欲しくない、これは大切な事と思いますよ。 たとえそうはいかないとしても。

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まりも
(2017-06-08)

言葉を刻んでいくリズム、 切りつめた進行、詩行の間に、時間が圧縮されているような印象があります。 今日、昨日、明日、なにごともないことを祈り・・・牛が食べやすいように、餌を押す。 餌を押す行為は、たとえば肉牛を一日一日、死へと近づけていく行為かもしれない。 しれないけれど・・・私たちもまた、一日一日、死に向かって生きている。 その時間を、どう過ごすのか。そう、問われているような気がしました。

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羽田恭
(2017-06-08)

まりもさん、こんにちは。 確かに、牛を一日一日死に近づけているかもしれませんね。 でも、その牛のその一日を幸せにできるなら価値があるかなと。 自分たち自身もそうなんでしょうけども。 そんな気持ちも入っている詩です。 (世話しているのは乳牛ですけども)

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