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灰
あたしの体に刻まれた、刻まれた、刻まれた、 刹那 意識は簡単に映り変わってしまう 戸棚にしまった膵臓 アイスホッケーをする二十日鼠の群れ アスファルトの上で干乾びている嘔吐物 紫色の絶望を啄む小鳥達 凌辱された物語達 は 牙を剥かない から 退屈 すごく、 わななくわななくわななくわなびー 肉の解体 溢れ立つ匂い 消失する思い 私は貴方達の体を思い出している 私の上で揺れていた体を 意識の階段を下る 真夜中に通じる階段を 真夜中は海のように濡れていてまるで女のおまんこみたいだ オーガズムを求めて収縮していく夜という黒く透明な微かに粘性のある肉塊 は 私の意識の中にある のかもしれない 認識と認識外 湿り気の中を泳ぐように歩く 形に触れる 男や女の形に触れる ぢくぢくでどくどく 愛しいくて孤独でどうでも良いから私は唇を窄めてちゅっと軽いキスをする 幸福がありますように 私の外 私の外 それを 今 私は求めてるのに、 使い古した音楽を肌に纏い 夜を踊るように歩いていく 巨大な獣の咥内のようなデパートで ash色のワンピースを買いたい 世界の聖痕のような私の2つの瞳 燃やしたいな、 人気の無いバス亭に刺し込む人工の光を避けて 影で喰らうヨーグルトアイス入りお味噌汁 燃やしたいな、 あたしの体に刻まれた、刻まれた、刻まれた、 燃やして、燃やして、燃やして、燃やして、 あたしの意識に刻まれた、刻まれた、刻まれた、 燃やして、燃やして、燃やして、燃やして、 燃やして燃やして燃やして燃やして燃やして燃やして燃やして燃やして燃やして燃やして燃やして燃やして燃やして燃やして燃やして燃やして燃やして燃やして燃やして 朝が来るように 燃えてるash色のワンピース と 私の吸う煙草の先端 いつか聴いたおまじないも綺麗に剥がれ落ちて 世界の骨格が再び姿を現す時 私はいつも通りにけらけら笑っている の 欲しいわ、 火のような両目 灰を塗った口 吐き出す 「つまんねーよ」
灰 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1331.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2019-07-15
コメント日時 2019-07-15
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文