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きみのこと
それだってもういつのことだったか もうずっとずっときみのことは知らない あの日ぼくが崖を思いきり飛んだので それはとてもこころがしばられるようなことでした 今でも思い出すと目の奥からおへその下が いっぽんの線のようにきゅうとします それでもぼくはそれがいいなあっと思います 世の中の多くの人びとよりもずっとずっと うちの窓辺のお花の方が優しいものです ぼくは彼らに守ってもらわなければ きっとここにはいないでしょう それでもやっぱり飛ぶためのつばさは きみが用意してくれていたというのは忘れていません きみはいま、ぼくの知らないソファに座っている パイナップルジュースにまた氷が入っている ときどきぼくはテレパシーを送るのですが聞こえていますか とても あったかいものです ぼくの家にはお花があります 鳥さんも来ます きみの家にもいつかそういったものがあるといいなと思いながら ときどききみからのメッセージがわかります ぼくの方が幾らかじょうずです きみは春の海でそれをおくるのが良いでしょう もうずっとずっときみのことはわからない それでもぼくはそれがいいなあっと思います
きみのこと ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1233.0
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2019-07-10
コメント日時 2019-07-10
項目 | 全期間(2024/11/22現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文