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Individuality
バカじゃねぇの 何聞いてんだよ わたしがあなたを嫌いって言うわけないじゃん 根も葉もない噂が世界中を駆け巡り それが すぐに誰かを傷つけてしまう 今の時代 思ってもないことが拡散されるから 誰かのツイート いつも気にしてる -典型的な現代人- 誰かと違うことがしたくても 誰かに押さえつけられてしまう 果てなき同調圧力 わたしは 夢を捨てなければ… 生きていることすらも許されないんですか!? 愛も捨てろ 夢も捨てろ 自分を捨てろ 理性を捨てろ 想いを捨てろ すべてを捨てろ 社会の歯車として働くことを強要され 個性は死んでいく 「個性を大切に」 「個々の力を」 大人は叫ぶ… だけど わたしたちは とっくに気付いているんだ 「活かす気なんかないんでしょ」 「どうせ、わたしはお前の駒でしょ」 不満ばかりが募り続ける毎日で 変わることを 拒み続ける人たちに 怒りをぶつけることさえも 許されずに 願いを捨てろ 涙を捨てろ 感性を捨てろ 勝手に変えるな 自分を変えるな そのままでいろ 何も求めるな ずっと働け 働き続ければそれでいい 人生のボスは…あなたじゃないのに 強制的に別れさせられて 涙さえも封じられて 別れた恋人たちの顔が思い浮かぶ度に 社会の駒でしかない自分が虚しくなる あの頃の やさしい社会に戻れなんて言わないけど せめて 少しだけでいいから涙を流してもいいですか? わたしがわたしでいることに躊躇いたくないんだ! あなたがあなたでいることに躊躇わないでしょ? それと同じですよね 意志を捨てるな 自分を捨てるな 声を上げてみろ 怒りをぶつけろ 夢をぶつけろ 未来にぶつかれ 嫌われても構わない あなたに好かれても意味がない 惰性を捨てろ ため息を捨てろ 躊躇いを捨てろ 誰かの目を気にしなければ 生きていけない世界なんて そんなの 生きてる価値ないです どうか…自分らしく生きさせてください これがわたしの願い -今日も目の前で、個性が死んでいく-
Individuality ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 873.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2017-05-25
コメント日時 2017-05-28
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
前半部分は、題名の解説のような印象を受けました。 後半は、リズムを取りながらシャウトしていくような感じ、なので、もしかしたら音源と共に聞くと、かなりのインパクトを持って迫って来る作品かもしれません。 〈強制的に別れさせられて〉この連から先、ロミオとジュリエットのような設定が前提となっているのか、あるいは、YUUさんの周囲で、恋人を別れさせるような強制力が働いているのか・・・このあたりは、個性の発揮、といったテーマからは、少しずれるのかな、と感じました。 個性を発揮しなさい、とタテマエを言いながら、規範から外れたり、常識から離れたり、突拍子もないことをしでかしたりする「個性」は、「異常」「迷惑」「協調性がない」と否定されるのは世の常。 どこまでの範囲でなら、自由な個性の発揮は許されるのですか、と逆に問いたくなるかもしれませんね・・・実生活における行為や行動は、社会規範の内においてなされるとしても(他者に迷惑をかけない、というのは、これは自己表現に伴う義務でもあります)、そこで感じている抑圧や同調圧力への反発、抵抗心、そういったものを原動力にして、ぜひ、ぶっ飛んだ作品、を書いてほしいと思います。 YUUさんの今回の作品は、詩論的な詩、個性ってなんだ?ということへの、自分なりの思索の詩、だと思います。それを、エッセイや論文の形で書かずに詩の流れに乗せていく、ためには、説明的な部分をカットして、名詞や動詞で刻んでいくリズムを作りだす、というような(そのような工夫は、もちろん既になされていますが)より一層の工夫が必要になるかもしれません。
0・花緒さん この作品は、もし音楽に例えるとすれば、シングルのB面曲か、単なるアルバムの収録曲という扱いになるでしょう。あまりにも、自分をまっすぐに投影しすぎているから。花緒さんの言われていることは基本的に間違っていなくて、今の自分が置いている環境で周囲を見渡した上で、そこで感じたことを「詩」という形で作品にしたものです。もちろん一部はフィクションだけど、ノンフィクションの割合も限りなく高い。これからどんな趣きの作品を出していくかは決めていないけれど、個人的には「これまで」と「これから」の間に挟まれた、異色作になりそうな気がしています... ・まりもさん ちょっと、これまでのものとはパターンを変えたので、戸惑われたかもしれません。ノンフィクションに限りなく近い、フィクション。わたしは、この作品をこういう位置づけで書きました。欅坂46の「サイレントマジョリティー」に近いかもしれない。現代社会への警鐘というか、それを身近な感じに置き換えたもの。自分は高校生なので、もっとも近い社会は学校。そこに対する感情をフィルターをなるべくかけない形で、ほぼ直球でぶつけた作品...という風に書いておきましょうか。とはいえ、過度期の作品であることは間違いないので、何年後かにもう一度読み返していただければ、少し印象は変わってくるものがあるのかなと思います。
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