別枠表示
霧と靄と霞…………キリとモヤとカスミ
霧と靄は 兄と弟だったが 霞のことを案じている 山にしなだれ 雲と浮名を流し 霞には春が匂う 霧と靄の 兄と弟は 霞のことが好きだった 春の月に 霞が秋波を送るので 朧月を見上げてオロオロする 霧と靄は 兄弟だった
霧と靄と霞…………キリとモヤとカスミ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 2053.9
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 46
作成日時 2019-06-22
コメント日時 2019-06-26
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 13 | 13 |
前衛性 | 1 | 1 |
可読性 | 10 | 10 |
エンタメ | 10 | 10 |
技巧 | 1 | 1 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 11 | 11 |
総合ポイント | 46 | 46 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 4.3 | 2 |
前衛性 | 0.3 | 0 |
可読性 | 3.3 | 0 |
エンタメ | 3.3 | 0 |
技巧 | 0.3 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 3.7 | 1 |
総合 | 15.3 | 5 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
心地の良い作品だなぁと思いました。 ドライブしたいなー。 最近そういう世界に浸っていないなぁとも。 読みやすかったです。
0いいですね。微笑ましくてつい笑ってしまう。霧と靄、そして霞の擬人化。着想もいいし、奇をてらった印象もなく、心地よかったです。
0しょうこさん stereotype2085さん ありがとうございます。 長尺で「魂の絶唱」のような豊穣な詩も素敵ではありますが 飴玉のように口の放り込める、カリカリと削って丸めて小さくなった詩文を 手のひらに転がしているだけで、我が拙文でもたまらなく愛しくなりますね。 スマホやPCやデスクライトの直線の電光で、眼球が半熟になりそうな夜 コンビニから出て見上げたビルのあい間の、朧月の曖昧でトロけた曲線の光に導かれたわけです。 キリとモヤとカスミは、たまに無意味な夜のドライブに出るようですね。 彼らは夜を明け方まで駆け抜け、どこにそっと露を結ぶのでしょうか……
0霞が秋波を送る という箇所のクールビューティー加減に しびれました。
0