こんなにかわいい娘がいるじゃない ここに - B-REVIEW
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ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

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こんなにかわいい娘がいるじゃない ここに    

三十代前半は恋愛対象外と言い放ったきみの向かいにいたのは三十代後半の女でした。つまり眼中にないってことです彼女は、透明人間になれるでしょ/う立派に スリッパに片足突っ込んで突っかかって盛大に転んでもただで起きてやるつもりのない私はこっちから願い下げですと言ったつもりで「ご縁があればだ/れでも」 寝ても覚めても思い出さない十五年ほど付き合ってたはずの人とは八年目くらいで縁が切れてたの知ってるのに知らないふりしつづけてつかれたよねほん/とうに お寿司たべたかったけど梅雨になっちゃってウニは新鮮なものに限るむしろカワハギがたべたい!のにそのへんの寿司屋じゃ回ってないから釣ってきて亡/き人よ いいこと教えてあげるさらさら(言ってるうちに手から全部こぼれ落ちました人生はそんなあまく)ないって知ってても知らないふりでやり過ごすんだよ今さら/


こんなにかわいい娘がいるじゃない ここに ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 3
P V 数 : 1439.0
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 22

作成日時 2019-06-15
コメント日時 2019-06-16
#テキスト
項目全期間(2025/04/03現在)投稿後10日間
叙情性22
前衛性77
可読性33
エンタメ22
技巧11
音韻44
構成33
総合ポイント2222
 平均値  中央値 
叙情性22
前衛性77
可読性33
 エンタメ22
技巧11
音韻44
構成33
総合2222
閲覧指数:1439.0
2025/04/03 05時45分13秒現在
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    作品に書かれた推薦文

こんなにかわいい娘がいるじゃない ここに コメントセクション

コメント数(3)
こうだたけみ
(2019-06-15)

即興ゴルコンダ(仮)開催中。 http://golconda.bbs.fc2.com さっき投稿した詩を転載します。 もう一作の「そんな気はさらさらないってつぶやく口のなかでだけ」の続編になったので。 お題=タイトルはwillさんより。

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渡辺八畳
(2019-06-16)

読点のない文章、改行ごとの空行、スラッシュ、それのどれに対しても申し訳ないが必要性を感じなかった 効果を感じさせない特殊表記はただただ可読性を下げてしまうんですよ

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こうだたけみ
(2019-06-16)

お、渡辺さんだ。コメントありがとうございます。 > 読点のない文章、改行ごとの空行、スラッシュ、それのどれに対しても申し訳ないが必要性を感じなかった 「申し訳ないが」というひとことが酷評OKタグをつけていないことへのわずかな配慮ですかね。私は、批評にかこつけて人格を否定するようなことを言われるのがいやなのでタグをつけませんが、俎上に載せられた作品そのものに対してのご意見であれば真摯に受け止めます。 あ、でも、この詩を読んで「こんなものは詩じゃない。だからだめだ」と、部分を切り取って主語を大きくしたうえに「だから」の部分の説明のないまま批判をされると「はぁ?!」ってなりますけど。この一篇だけで私の詩のすべてがわかんのかよ? まず詩の定義を示してから詩について語れよ、と思ってしまうので。笑。女は……とか男は……とか詩人は……なんて一括りに批判される(決めつけられる)と腹立つのと同じです。 さてさて、必要性を感じないと全否定されてしまったので、なぜそうしたのか説明しますね。 > 読点のない文章 これは私の趣味です。笑。というのもあるのですが、一息に読みたい文章の句読点をあえて省いています。私は詩を台詞ととらえている節があって、自分の発話しやすさを文字にするとこうなります。読者にも一息で読んでもらえたらいいなという試みです。 > 改行ごとの空行 これは、この詩を見るときの環境によって印象が変わるような気がします。きっと渡辺さんはPCから見ていますよね? 私はiPhoneでこれを書いています。iPhone7の小さい画面で見ると、四つの文章すべてが四行になります。四行もあれば連として成り立つでしょう? つまり私は、この詩を四行の行空け詩ではなく、四連の詩として書いています。 > スラッシュ これは親切心が仇になった感じですかねえ。じつは連の最後と次の連の頭で韻を踏んでいるんです(う立派に/スリッパに、れでも/寝ても、とうに/お寿司、き人よ/いいこと)。単語で韻を踏んでいるわけではないので、このほうが気づいてもらえるかなあと思ってスラッシュを入れました。最後のスラッシュは、(あれ、最後がないな、ん、このタイトルが言いたいことか?)とタイトルへ戻ってもらえたらいいな、の意です。 それから、この詩は六月に投稿したもう一作「そんな気はさらさらないってつぶやく口のなかでだけ」の続編として書きました。「そんな気は……」は、ゴル投稿時は一定の文字数で改行する、私が好んで書く四角いフォルムをした詩でした。今回転載するにあたり、一息で発話する分量で改行したほうが読みやすいかなと思って改行を入れました。本作は、それに則って形を整えた部分が大きいです。 以上、なんとなく格好をつけるために三つの手法を用いているわけではないことを説明しました。まあ、こんなものは作者である私の自己満足です。「必要性を感じない」=「おもしろくない」が渡辺さんの感想なんだろうなと受け取りました。 読んだうえにコメントまでいただきありがとうございます。

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