大衆の中に戻ってきた - B-REVIEW
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ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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大衆の中に戻ってきた    

俺は一生懸命生きてきたつもりだった。 しかし、結局、何も最初と変わってなかった。 人間は変わらない。 ちんこやまんこつけた獣に過ぎない。 今はリラックスが深まって、全体との境界線が消えた。 私は一匹の野良猫のような自然の存在。 もうだめだ。もう限界だ。 私は一生懸命に行き過ぎた。 エゴは私にとって重荷でしかない。 三位一体なんて嘘っぱちだ。 神はひとつしかない。 今日、教会で、頭に浮かんできたのは、マイトレーヤの、神はひとつということの説明だった。 「あなたが知恵を求めれば、神々には行き着くだろう。しかし、それは真実ではない。」 頭頂のチャクラで、シヴァはうめく。 キリスト教徒は、ヤハウェを、イスラム教徒は、アッラーを、仏教徒は、大日如来を信仰する。 信仰は星のかずほどあるが、自在するのはブラフマンのみ。 むき出しとなった欲動の傷が、私を苛む。 もう十分に生きたんだ。 剣を持つ力も残っていない。 空手で、空っぽの両手で、みんなの中に戻ってきた。 地に足をつけて、ありのままを見据えることができる。 全てを知ってるってのはこういうことなんだ。 全知とは威厳である。 威厳とは、力、徳である。 好き嫌いなんてどうでもいい。 好き嫌い、味覚を乗り越えてきた。 風である味覚に支配されるのではなく、それを支配した。 礼法によって風を支配するにいたった。 孔子が知っていた古代から知っていた礼法だ。 人間の心を動かす、敬愛をマスターした。 ずいぶん真実を探し、捕まえ、手放して、結局、元の場所へ帰ってきてしまった。 空手で。 もうちょっとしたら、猥褻電磁記録の裁判があるっぽい。 憂鬱なんてのは臆病な利己主義者のものだ。 エネルギーに満ちて生きるとき、そのエネルギーが道を自然に開く。 ああ、帰ってきたよ。故郷でみんなと楽しもうじゃないか。 どうやってたのしもうかかな。


大衆の中に戻ってきた ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 3
P V 数 : 1767.6
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 49

作成日時 2019-06-02
コメント日時 2019-06-05
#テキスト #動画 #酷評OK
項目全期間(2025/04/13現在)投稿後10日間
叙情性77
前衛性77
可読性77
エンタメ77
技巧77
音韻77
構成77
総合ポイント4949
 平均値  中央値 
叙情性77
前衛性77
可読性77
 エンタメ77
技巧77
音韻77
構成77
総合4949
閲覧指数:1767.6
2025/04/13 13時39分35秒現在
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    作品に書かれた推薦文

大衆の中に戻ってきた コメントセクション

コメント数(3)
taishi ohira
(2019-06-04)

ひとつのコメントもポイントも入らないのを見ると差別されてる感を抱く。

0
kei
kei
(2019-06-04)

素晴らしいと想いました。 taishi ohiraさん 書籍を出版されたら如何でしょう。?✨

0
taishi ohira
(2019-06-05)

お読みくださってありがとうございます。

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投稿作品数: 3