無名 - B-REVIEW

無名

誰かと同じ言葉をつかうことに違和感を感じることはない。でも、そのように思うことで、僕は僕を確立させている。うまくまどろむこの世とは、今日でお別れバイバイなのさ。行き場が凍りつくその前に、ただ子の愛をうけとめたい。高知のかれ。我いそしむ、負け始めた過去にいつもすがり付く事がなによりの僕の趣味でありたい、負けない事は強いことじゃない。負けない事は弱いことでもない。うまくいかったりいかなかったりを庭先で感じられるように、強くつよくありたいのだ。ここじゃ見えない世界だって見えるようになりたいのだ。うまくはいかない世の中の末端にたって、うまくいかないと嘆くよりは、あのロシアの人形のように、うまく小さくなっていく。そこで見つける宝こそ、小さな小さなダイヤモンド。声すら届かないだろうなあの半ば盲目で立つ頃に。やはりか、ここか。モウイチド。不名誉だけれどあなたさえ、あなたさえ感じられたなぁ、何て思う日も来るのよ。マントヒヒのチガイハそこさ。そこに僕はいるのか。向かう先はまさに敵なし。極度に縮こまった間のなかに、みづからをいれるように、話はいつもちゅうをまって、まって、まってまだまだ声は届かない。あなたの錆が凍えたから、今日はずっと待っています。こんな時代に生まれてよこんな時代に生まれてよ。うまくいきてけないとだな。うまく生きてくにはなにを。こんなこんにちはが身近にあってよ。有難うが身近にあってよ。苦しむのは僕なんだ。君ではなく僕なんだ。

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作品データ

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作成日時 2019-05-13
コメント日時 2019-05-14

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