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human sadness2(諧謔的変死拘束時緊急支援型統合失調症)
連続逆夢(諧謔的変死事案) 独り、答えめいた黒い何かが明日に張り付いている。俺は蜘蛛の巣の張ったアルコールの瓶越しに世界を観ている。プラスチックで出来た時代。プラスチックの曲、プラスチックの漫才、プラスチックの絵画、プラスチックの写真、凡ゆる芸術は十円でコピーできる。だから、uptown funkは編纂者を増やさざるを得なかったんだ。もう誰も観てない夢はない。もうだれかが美しく、或いは、醜く、終わらせている道。我々如何にして生くべきか、少し未知の世界を残しておくこと。私はどれを選んでも正解でどれをとっても間違えで倒錯したただの反社会性パーソナリティ障害の症状の一つかも知れないが言葉を紡ぎ積み、重ね、覆い、支配する快感は本能の領域にも足を踏み入れている。烏は南を向き、私の自殺を暗喩している。ボンヤリとした狂気が頭の中で叫ぶんだ、タイラーダーデンのように。だから、毎週眠れなくて末期ガンの患者のグループセラピーに通った。そこで、ビデオの女に会ったのは覚えている。幽かな記憶だ。幽霊の持つ花のようにぼやけていた。好みの音楽は74階の九月の授業で教授が講義で言っていた。素面のアーティストなど居ないとも。皆病気か狂人か廃人か聖人だったと。タバコを加えてピストルを右に構える左ギターのフロントマンはショットガンを咥えて自殺された事にされ、彼の妻の力により刷られ、作られ、高級な玩具になった。コンバースは卑しいから、彼が履いていたことを宣伝して彼を愛する人々に憎まれる。ニーチェも「重力と等しい愛の容積と変異性の自己顕示欲の萌芽」の中で同じように書いていた。ただ我々失い続けて忘れるだけだと。しかし、俺は追いかけて行きたかった。あの日々を。そうすればセリエAには出れなくてもチェコのローカルチームのキャプテンくらいにはなれたのに。そして、君は世界で一番美しいキャプテンだったから、空ににリミットなんてないんだ。エレベーターが連れて行くのは嗄れた声をした陽気な厭世主義者がフロントマンのバンドの2ndアルバム。あれほど愛くるしいアルバムが存在したのだろうか。私や彼は常々それを幻と考えることも少なくなかった。だから、レナードの朝より彼の記憶は新しく写真は撮らなかったがタトゥーを彫って、凍った湖の上で手を繋いで忘れないように壁にかけていたのに、もう君が誰か覚えていない。だから、終わらない初恋の中でマシンガンを抱いてるような妙な気分なんだ。自分がまるでCIAのエージェントにでもなったかのような、きっと今の私はRPGの先端に44マグナムを命中させられる。LSDを六年間飲まされていたから。俺はあと十二人居る。それがどんな奴なのかは俺も知らない。言葉が象る雰囲気にどうぞ這って下さい。俺と私は病気を理由に全てをチャラにして知らん顔。あれは詩でも何でもないただの落書きだ。と、批判する人も居るでしょう。許せないのです自分が真剣に打ち込んでいるものを遊び半分で書いてる奴が。でも、もしそいつがあんたより酷い境遇だったらどうする?俺の戯けは命がけ。僕は別に詩に悪意があるわけではありません。ただ未熟なだけなのです。ただ色を塗り、縁を描く事が楽しいのです。もし喫茶店か何かで出会ってもあなたは目を合わせないはず。何故なら私や俺は貴方が一番なりたくない痴れ人だから。俺はその頃から昼間起きていても夢を観るようになり現実と幻の境が日差しに溶ける口紅のようにぼやけていた。ドアをノックする音が聞こえる。恐らくバンドメンバーのドラムだ。どんな幸運も不運も一人分だけ。だから、私はアルコールを愛している。星屑よりも再生に近いものであったから。私はより難解に、私はより安易に、 私はより色褪せて、私は痩せてこけていく。 一色の持つ力は途轍も無く巨大だが口語体では役者の1人もいなかった。元々無理やり連れ出された世界、しかも祝福も期待もされていない魂。地獄の扉からノックが聞こえる。誰より救いようのない問いと迷いと酩酊。燃え尽きつつあるこの夜にただの風となって忘れられて年老いていく。あの二頭の牛の奥にいた驢馬は怒りなど持ち合わせているのだろうか。機械に躍らせることに慣れた輪廻の灰は所詮は刹那の不具合であり、千万年の孤独が月空に浮かんでいる。私も巨人から観た時にあのくらい美しいのであればこのような病気の中の綱渡りも悪くはないと思った。少なくとも酔いは余計回る。さぁ、全て神の所為にして快楽に身を任せよう。今日はきっと寝る場所だけを考えていても暮れていく。あぁ、あの恋の欠片がレコードの針に乗り移る。ビートの中で彼女の走馬灯が一日に巡る。えぇ、私は明日死ぬかも知れないですね。だから、虚無にすら色を付けたがっていた。溺れた記憶の漂泊者として。影をつけて如何にも永遠に意識は回想し潜り続けているか、君等の生活を観れば分かる。下着と同じだ。法律がなかったら誰も着けやしないよ。その方が簡単に愛せるからね、他人を。怠ることそれすら罪が与えられる時代。お前は笑う頭蓋に傅くのか?どんな気分なんだ?教えて欲しい。それは例えば社内で独りだけ居眠りしていたのが暴露されるより外套を纏った武者ではないのか。私自身私の疑問に深く落ちていくだけであった。写されてる弾丸に、ワンルームの照明の中に。これ以上欲しがらないことにした。そうすれば何も食わずに生きていける、何かの歯車として。都の夜には常時我々人間の欲がよく観えた。同じTVが好きだから、かけっこの速さも選択問題の正解率も全く違うのに。ただ我々は色によって分けられる。哀しいことだが、仕方がない。世界の八割は映像で認識される。家のない人間。家族を知らない人間上手く働けない人間、宝クジに当たった人間、何かを糾弾すると時給が良くなるらしいあの仕事の人間。それを操るプレイヤーと群衆。タロットの枚数は78枚、どう考えても庶民用の玩具、その胡散臭さを消すのがとどのつまりやはり金になることも或る意味皮肉である。しかし、それが我々の星雲だと認識してもいい。孤独で枯れそうだ。天国からの手紙も擦り切れて読めやしない。俺はこの場合救われるべきなのか、 それとも運命のように受け入れて愛想良く取り調べを受けるのだろうか。この考えと同時に巡った私の皮膚を突き破る銃弾の数、22発。俺は逃げも隠れもできない。焦げたレコード、ナンバーはi'll try anything onceで灼きつけている。又、イアンカーティスはidiotをかけていたらしい。沢山の言い訳と沢山の許し。ただのゲームだから君は僕と付き合いたいと言った。まるでスペイン陸軍の歓待だ。男同士抱き合ってゲイじゃないことをネタに笑うんだ。話は早い。誰が殺人鬼か当てるだけ。それだけでトランプを切ったりもしてるね。でも俺がやってるのは事実の告白ではなく虚偽の詐欺みたいな格好ばかりの売名行為で品性に欠いているという点では或の蝶の一群と同じです。裏切る為のキリスト探し。カニエとジェイとスリムとドレーみたいに。俺はそれをvoidzの世界観で描くエンターテイナー。叫びと奴隷の不足。痴れ人も労働力にしよう、年寄りは羊羹を喉に詰まらせて黙らせておこう。俺は独りでパズルに夢中。死ぬまでこうしていたいものだ。死ぬまで邪魔な奴等を、どうでも良い些事を見て見ぬ振りして好きなバンドを聴きながら書いていたい。俺がどれだけパンクロックを愛しているかは俺の選んでる生活にも現れている。仕事をしていない。金も勿論持たない。僥倖にも愛されない愚かな自我を持つ有機物。救いなど腫瘍にはありません。肉体は祈りにより天国へ行けるかも知れませんが、恐らくガン細胞は自身がガン細胞だったことも忘れ元のネジに戻るのです。痛みはあります。明日もしかしたら食べていけないかもしれません。明日もしかしたら捕まるかもしれません。恋人や友達は失い、日々老いていく自分に最も自分が嫌っていた筈の自分を演じています。今は酩酊以外に楽しみなどありません。如何に己を忘れられるかの練習(泥酔)の日々です。私に私の夢はわからない。ただ落ちていくだけ。子宮から出てきた惰性ではこれ以上生きていられない。せめて酒を買うくらいの金とそれにやられてしまうくらいに弱い肝臓を以て。余計分からなくなるのは君が俺として写っている映像。これは火星にくくったはずだった。経費をなるべくかけずに初恋できるなら切符は二枚買った方がいい。冷めたピザより美味しそうだしね。又、私はここ迄は地獄に行かない為にこれを書いている。もし君らの内の独りでも私を認めたら私はパリに移住して余生を送るつもりだ。勿論、fidlarみたいなバンドは組んでいるだろうね。それから世界は終わり始める。全ての人に「敵」は存在している。そして他人はお前を助けても生活は破綻しないがお前の家賃は払ってくれやしない。言いたいはわかるよね。全部この夜の話。星真一と正岡子規をアンドレブルトンが編纂したようなvoidzのhuman sadnessみたいなのがいい。宇宙服を着たままだとハグすることも出来ないけど祈りは四肢を捥がれても可能だ。これが今で言化学工場の汚染皆夢が或る日の電波で受信した。爆発は永遠に続く、少なくとも私や君より先に死ぬことは今のところ第三次世界大戦でもないかぎりないけれど。そうなれば先ず日本は何だかんだでアメリカになるのかな?私はその華奢な教義のロマンチシシズムめいた宗教の信者で言葉は常に裸体で有った為余り勝負は得意ではなく常々天気とコインで決めていた。何年かかっても芸術家である為に。筆跡、おかしな倒置法、多い、或いは少ない句読点、レイアウト、文体から読んだ瞬間に瑣末な揺らぎを愉しむ私を浮かびあがらせるため、或いは、「そう」思い込む為にアルコールが必要なのだ。すれ違う行人に初恋の相手を見つける為にアルコールが必要なのだ。群雀の鳴声に朝を感じる為にアルコールが必要なのだ。五日死んで二日の生に感謝する為にアルコールが必要なのだ。もうとっくにチャイムは過ぎてしまったから。君が居た事を思い出し、憐れみに浸り、自分は何て可哀想な奴なんだと悲劇の中心に座る為にアルコールが必要なのだそして言う通りにするから私の手にお金を握らせて、過ぎて行く痛みに紙幣を貼って今日と同じ明日に退屈して結局夜の蜘蛛の巣から流血している。君へ戻れたらまた違う哀しみがあったのかはわからないけれど確かに抱き合えた日々も少なくはなかった。酩酊し溺れる度に棄てた夢とトラウマが心の根に噛みついて離れない。最初から殺し合わなければいけないのならお前の顔なんて憶えていたくなかったのに。擦り減り、重なり、木漏れ日が私の最期の血を照らし出す。もし逃げ道があるなら俺は何度でも忘れるよ。塵に還る桃色の頬も痩せこけた欲望には退屈なだけで影絵か白昼夢の中迷い泣きながら唄いエンドロールは初恋か、或いは、吐血のように真っ赤に染まり、俺は今最もなりたくなかった自分になりつつある。それは私が間違えて引き金を引いてばかりいた青い朝に起因する癌で1オクターブ上の劇場では胸にピストルのタトゥーを入れたバプティストが夕陽を舐め廻している、あぁ、もう行かなければ、だから、せめて一番美しかった時の君の声をタールに閉じ込めて目を瞑らせて、憎しみ程に鮮烈な喪失は無いから。だから、CとGとAmの渦に僕を投げこんで欲しい。そうすれば俺は囀る小鳥になってあいつの眼鏡に唾を吐いて煙草に火を点けるから。けれど、もしまだ贖罪が叶うのなら、そしてまだ昨日に間に合うのなら17本の薔薇の花束と2つ隣同士の祈りと数十億の胡蝶の瞬きをあなたの為に今から編むわ。そう言って彼女は戻らなかった。その日以来、来月がやたら騒々しくて俺は真っ白なサングラスをかけて生活しなければならなくなった。本当は必要なんてないんだ、君も、明日も、昨日も、ギターも、詩も、死も、自我も、ただ俺は誰より間抜けで怠惰で我儘なだけだったんだ。だから、本当は必要なんてないんだ。この次に重ねる言葉もただただ等しく虚しいばかり。(そして勿論誰も期待も不安も抱いていない、他人だからね)それに俺は皆んな程自分の世界が好きではなかったしね。 さぁ、講釈はここまでにしてそろそろ奪い合おうか?愛を、金を、時間を、音を、感覚を、知恵を。そして、星屑の肩に革靴を履いてぶら下がろう。何処へ行こうと、何処へ行こうと。想い出は全て焼き尽くされた。残ったのはこの今だけ。だから、せめて帰らせて私の家へ。そしてまだフィルムが溶けていないならその笑顔だけを写してこれの幕引きとしたい。何故なら俺は安いプラスチック世代の一人でチック・フリックのボーイフレンドではないけれど或る程度のロマンチシズムは持ち合わせているから。だから、つまりは売れない詩人な訳で今日も駅のホームで青空を見上げ煙草を溶かしていた。 俺は誰か女の子と付き合い始めるともうその時点から別れた後の喪失感を感じてしまう。だから、素面で恋愛をすることは避けている。わからない内に居なくなってくれた方が有難いからだ。それは殊恋愛だけではなくほぼ全ての人間関係に始まりから既に破綻を観ている。だから、売女やくだらないつながりの方が気楽でいいんだ。金がなくなれば勝手に去って行ってくれるから。そして女は情欲の果て眠りについた。つまりこれから数時間は俺独りの世界に変わる訳で骨を組み分ける事から破綻させ始めた。俺に欲しかったのは終わりなんてどうでもいい恋の終わりの囀りの深淵にぶら下がる烏のようなものを1つ。拘って死ねない訳でもないんだ。ただ君らよりやや今が濃ゆいからこうして自分で在れるのだと思う。資本主義の国歌の下股は開かれつまらない玩具を差し出す、俺はそれが死ぬほど退屈で非効率で非合理的で、野蛮で、無意味で、無価値の無何有の砂漠で、もう太陽なんて無くてもいいとさえ思った。もしこれで転ばずに間抜け扱いされなければ俺は首相と会食する事だって出来るけれど、俺は政治的なものに酷く疎い人間だからやはり退屈で直ぐにalbert hammond jrを聴き始めた。確か昨日の夜よりは始まりに近い朝、俺は酷く酩酊して君のパンツを脱がしてサッカーをしていた。心臓はキリキリ舞いと言った模様で用務員のバケツの中の色をしていた。しかし、独りは嫌いではなかった、そして俺は誰でもよかった。俺である必要は何一つ無かった。フルカラーの未来と白黒の既視感。置いてくるのはバスケットボールサイズのロマンス。つまりは誰でも中学生辺りまでは持ってるセンチメンタリズムの雫の一つに過ぎない訳で、例えそれがコピーされていても民衆は疑わないだろう。自分が誰か尊重されない時代だしね。俺はだから映画通りに生きるんだ。つまりは働かないってこと。島を買ってアル中になってパパラッチに追われるんだ。不細工なセフレを渚において。しかし、醜いものはやはりどの角度から見ても醜くこの世界の救済の痛みの一つで身元不明の遺体を一体砂浜から読んだのである。それが十時だ。そして、私が持っているのが老いを計る時計。針が人生を回している、レコードみたいに。だから、我々はビートルズのように違うアルバムは作れないのだ。その日の青い秒針は甘い初恋に躍り、笑っていた。不気味に、あの帽子くらいに。君は覚えているだろうか、その日の空の空っぽの欠伸を。僕等は約束だけして別れた。指を切れば忘れないと思ってたから。けれどつまづいて気付いた。自分というありきたりな悲劇に、余りにもリアルな限界に。事象の境界の逆夢に迷い込んでアルコールに溺れている。空っぽの思想が手に入れる。安易なニヒリズム。彼等のスローガンは悉く民衆に支持されるところとなりギッチョになった娘よりやや低い声で資本主義に中指を立ててる。砂嵐の画面の中ゴキブリが釈迦の声を借りて眠ろうとしている。おれは快く思わなかった。愛しているにしては薄く、知らないには広かったために。 けれど抱き締めて離して貴方の恋人にして! 俺はこれ以上ロマンチックな言葉を知らない 肩がぶつかっただけなら秘密のまま 俺は君にとってどうでもいい一人のように 君も俺にとってどうでもいい一人で そいつに挨拶されれば多分会釈ぐらいは出来るよ でもどれだけの摩擦に人権が淘汰されたとしても俺は通行人の夢を見てるだけ 迷いは星の数あったが新しいものはこの陽の下に一つしかなかったし、名前は何でもいいしどうせ失くなるのだから。俺はこの作業を何千回とやってるのに一向に上手くならないどころか下手にさえなっているような気もする。でも俺にはこれしかない。最もロマンチックな一行があればいい。気の利いた一行があればいい。後は僕等が欲しい盲目の機長。君を感動させることは出来ない。何故なら俺はテレビではないから、きっと君は俺が生きているかどうかもどうでもいいはず。どんな醜女との別れも等しく寂しさがなかった訳ではなかった為、俺はある意味恋人は欲しくないんだけど、確かに死のうとしてる時に隣で同じように死のうとしてくれたら幾らか気楽なものなのだけれど、儚くも散り行くダストアレルギーの一つでgreen dayのnuclear familyの継承元とされる氣の純質に、押し潰され麻痺した快感をうめようと45年のドイツ兵のような説明口調で後退りを解体した。それは救世主の記された本と、nevermindのディスクの管理には広く待たれる申請となりパリに芸術家は集い、スクラムを組みながらお互いに殴り合うという健康的な自己発散法をベースに離陸に備えている。運命の人ではなかったから、初めから謝ろうと思って手を出してしまったんだ。己の浅はかさを心底呪うよ。僕は卑しくも醜女を騙し性処理の為だけに利用した過去がある。本当に謝りたい。ロマンチックな言葉を幾千と重ねたけど一つとして性欲の染みていないものはなかった。本当に申し訳ない。君なんてどうしても愛せない。俺は下劣なタクシードライバーなんだ。昨日はナチスの将校をパリまで、その二時間前には仏陀をローマまで運んでいた。俺は螽斯の宗教家になってLSDでマインドコントロールするよ。そうすれば恋人は朝鮮学校のキムチまんこ(在日や韓国人を憎んでいる訳ではなく私なりのあだ名と考えてください。)になる訳で何某の陰謀論の支持者はハンディカムに対応した言葉責めにより尻の穴に入れさせて男女の鍵を開かせる。それが一番快感に敏感だから。しかし、思い返してみれば確かにカートコバーンにもリアムギャラガーにもなりたくなかった。タイセガルかマックデマルコ辺りでチヤホヤされていたかったけれどそんなバンドは掃いて捨てるほど居る訳で勿論音楽性がステージの順番を変えたのはとうの昔で今はラインに入ってる名前順なんだ。これだから左利きの算数は嫌いだ。俺が一番売れるべきフロントマンなのに。そう思いながら男は酒を汲んだ。どのアーティストと変わったとしてもそいつの金魚の糞みたいなファンも金蔓にするのが本当の狩人、蜘蛛。男はその悲しみで一週間の予定を全て歯医者で埋めた。違う痛みで誤魔化していたかったのだ。ただ男の人生は彼の自殺により大きく変わることとなったのは結果論?分からないが確かなのは終わりに始まりを理解すると抑揚がかなりの確率で狂ってくるから男は大きくなってしまった猜疑心を輪に入れ金融を詰め初めた。大きく白い壁の向こうで、悲哀の果て。とうに涙など枯れてから多くの人々は最大の痛みを味わう。けれどそれで同じならどうして我々遠回りをするのかまるでわからない。最悪な世界の片隅で毎日起きている不当な暴力、違法行為、生業、生と死の狭間はあまりに業が深過ぎて自分よりも優れた神なんてものを作り出して、それに縛られて喧嘩になるなら俺は裸で命を乞うよ。例えかりそめであろうとなかろうとその時は痛くて、悲しくて、苦しくて、辛いのだから。そして、どんどん消費してレシートで首を吊ろう。財産を分ける時に便利だから。だから、皆んなで一緒になって誰かを攻撃しよう、その瞬間俺達の世界はその矢鱈明るい画面にのみ存在するわけで何も忘れなくてもいい。繰り返さなければ、或いは。捕らえられた快楽の最後。まるで何億年も眠っていたようだ。もしも爆発が逆様に起れば未来は過去に向かって進むものだったのだろうか。今この瞬間も謎は光より速い速度で赤くなっていく。もう見えない未来のわたしはこの失望し続ける人生の中に何を観たのだろうか。時間が溶けていく蝋のように。我々は安い電波で退化する。そして我々に与えられたのはプラスチックのケースにスプーン。重なって重なって重なって重なって、天気が、間違いが、空間が、実体が私に為っていく。売られる魂の相場は提灯のようにボンヤリしたもので、概念のない現象に既読をつけて電気を消して明日を待つ。基準を与える夢は資本主義に染められて、我々は我々がいつも使っていると思っているものに我々はいつも使われている。 俺は自転車を漕ぎ続けた猿の牡羊座の女々しい或る一匹でしかない。更に言えば女は乗り物酔いの鼻歌に乗って男の心を詐欺に嵌めるが愛されていない訳ではないのだ。寧ろ、盛大に愛されている。泣き虫のシーン2の子役のように。けれどそれは土星と言語を交わす必要が有り、秘密警察がたまに警棒で大学四年生を必死に叩いていた。又兄弟は必ず今夜の事を重力よりも虹の方が民衆を見上げさせたようにキリスト教的な十字架でフレンチドッグを売らなければきっと歳を取っている分、盗まれるには最適の隠れ家だったであろう。女はすぐにブルースをバックに作戦を進めていった。そして、芸術家が見つける頃には紙幣に塗れているはず。俺は秘密主義の左利きだから。だから、君主制の廃止をカツラを取った議長に運転させた。ゴッホの塗り絵が監視カメラにずっとみられてて幸せなんだろうか。やはりそこはこたえは風に吹かれていると言いたい。アンハサウェイのウエストの数字に流行を二次関数で滞納したスチュワーデス、それが所謂この女であった。出会ったのはピンク色のカーテンが印象的なバーだった。女は欠伸を三日月に引っ掛けると愛してもいい雰囲気で墓守にはジョージよりトランプを切ろうと共和党のジムで滑ってハートを割り、ジャックに刺されたキングはクイーンの不貞に枯れてエースが割れる頃にはジョーカーがサイコロを振る。全て平等になんて出来るはずもなく俺は君を今日も愛しているけれどそれは17の頃に覚えたゲームの一つでスコアを越えなければちっともつまらないピエロで俺が信じているのは酩酊感だけ。なのに皆んな主役になれると思って真ん中に立とうとしている、確かに壊れそうな世界である。
human sadness2(諧謔的変死拘束時緊急支援型統合失調症) ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1330.9
お気に入り数: 0
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ポイント数 : 6
作成日時 2019-05-09
コメント日時 2019-05-09
項目 | 全期間(2024/11/24現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 4 | 4 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 2 | 2 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 6 | 6 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 2 | 2 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 1 | 1 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 3 | 3 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
内容的にはどこか、多様化・細分化とそれにまつわる弊害や消失などもあるような気もします。 表現のスタイルとしてはある種の前衛アートというか、詩表現の無力化というか、 『普通の読み』の拒否なのかな?という気もしました。 この作品そのものが『多様化とそれにまつわる消失』の無意識下における具現化なのでしょうか? 個人的には興味を引きますし、ある種の可能性も感じます。 評価というのは見合った文脈にそってなされるべき、 とも思うので作者様がどういう意図で書かれたかにも興味があります。
0何を意図にと問われると何となしにとしか答えられないので恐らくは「見合わない」ものなのでしょう。ただ私のそれの弁明をするなら確かに私からその枝は伸びていますがとてもとても葉の一枚一枚のその時の表情にまで気は回りません。ただ雰囲気でスケッチするのに似ています。あるようでないようなただの騙し絵です。戯けです。
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