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タヒにちなんで
伝わることが 言葉の命なら それは相手ありき オートクチュールの 商品にすぎない 相手という制限 その形の中でのみ拾われ 独断と偏見で理解され 決して牙を向かぬ 都合の良い ペット あなたには捉えきれない 感覚 視界にすら入らない 無関心 避けて通ってきた 痛み 未だ見ぬ 日々と人間の襞の部分 私の言葉が描く自由を 失いたくない キャッチボールはやめて 独り言だっていいじゃない 目をつぶって放った言葉 拾ってくれた人に 幸あれ
タヒにちなんで ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1763.4
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 3
作成日時 2019-04-25
コメント日時 2019-05-02
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 1 | 1 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 3 | 3 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 1 | 1 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 3 | 3 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
言葉の価値を知る人
0独り言でありながらも、その価値を分かってくれた人がいて嬉しいです。コメントありがとうございます。
0別にタヒにちなまなくても良い詩だと思いますよ。 言葉というものに諦念を抱きながら(『決して牙を向かぬ』とは私は思わないが)後半部へ入っていく。 あれこれ言葉で伝えようと私も努力していますが、他者には伝わっていない『私の言葉』が無際限にあるのを感じることがあります。 時にはそれらが言葉ではなく「感じ」の段階にとどまっているものである場合もありますね。というか、そういう場合が多い。 表現は私たち個々人の自由。でもそれはやっぱり誰かに拾われたいものです。 望みを捨てきれず、この作品は終わっています。 表現者の胸を時折よぎる何か不安な、そして静かな思いを繊細にとらえた詩。
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