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春の日差し
桜の季節 舞い踊る花びらの中で 遺影の父が笑っている。 暖かな風が吹いて頭上を見上げれば 並んで浮かぶ雲が二つ。 その姿は 海原をゆくイルカの親子にも似ていた。 八ヶ岳の裾野に抱かれて 父と過ごした日々を思う うれしさと 楽しさと 遠き日々の懐かしさ。
春の日差し ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1740.1
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 20
作成日時 2019-04-05
コメント日時 2019-04-17
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 18 | 16 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 1 | 1 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 20 | 18 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 4.5 | 1.5 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0.3 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0.3 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 5 | 2 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
拝見しました。 >海原をゆくイルカの親子にも似ていた。 ここが良いと感じました。父の死にうまくマッチした表現です。 この詩の最大の問題点は、伝えたいあらゆる感情が読者にほとんど伝えられていない点。 懐かしい、とかうれしい、とか楽しい、とか、そんな感情をどこまで独自の目線でリアルに、あるいは特徴的に書けるかが詩の良さのひとつだと思っています。そのまま書いただけでは残念ながら、読者にはほぼ伝わりません。 また、情景に軸がないようにも感じます。 例えば桜が出てきているので、その散り具合と父を絡ませるですとか、 八ヶ岳にやけに綺麗な桜が満開、ですとか、 空を軸にするならいつの間にか去っていったイルカ達の跡から、陽が差し込むでありますとか、 何か情景に軸がないと、せっかくの一つ一つの言葉がバラバラになってしまうと思いました。
0梓ゆいさんへ ……えー、先に謝りたいのですが、ポイントの入れ方がうまくわからず、叙情性に15ポイントほど入れてしまいました。ごめんなさい(?) ただ、叙情に特化した作品であることは確かです。とくに二連の、空に浮かぶ二つの雲をイルカの親子に例える箇所は個人的に胸を打つものでした。 ただ、その箇所を除くと全体的に淡白で、導入の一連はともかく三連めの八ヶ岳で父と過ごした思い出については、もっと二連目の現在と絡めつつ膨らませて展開したらよかったのではないかと思います。 以上、一読しての雑感でした。ありがとうございます。
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