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生死の循環
雀の囀り 朝は誰の元にもやってくる 真夜中の陶酔にも似た苦しみから 逃れるようにして それでも不眠症の日々 淡い光を求める 朝になりフレンチトーストを作る 甘い香り 眠気が覚めてくる 心とは世間の表象のようなものですね 浮世とは深海のようなものですね 僕自身の心理を読み取ろうと 踠いても 一向に前へは進めない 空気が足りないと 地上に戻り 果てる 世界をまるごと食べてしまいたいな 僕はフレンチトーストを食べる 思考が散乱として 整理がつかなくても 食べる 食べる行為はつまりは生きる意志なのだから せめてもの呪詛を込めて 僕は醜く愛想笑いを浮かべて 死んだ魚の眼をする
生死の循環 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1010.4
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2019-02-28
コメント日時 2019-03-05
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
>世界をまるごと食べてしまいたいな この行が印象深い詩ですね。 この一文で雰囲気が引き締まったように思います。 朝に感じる混乱と苦痛を詠んだように思いますが、世界を終わらせたいと過ったのか、生まれ変わらせたいと感じたのか。 ここから色々考えてしまいました。
0羽田様、コメントありがとうございます。世界を上手に食べてしまえるなら、どれほど楽だろう、そんな詩でした。ありがとうございます。もっと情景描写を描きたいのですが、難しいです。心理描写の中に潜む情景描写を重ね合わせるような詩を求めています。
0フレンチトーストはもはやちょっとしたオシャレ感を演出する小道具としては手垢にまみれてしまっているよなぁ。それが >朝になりフレンチトーストを作る >甘い香り >眠気が覚めてくる と >僕はフレンチトーストを食べる >思考が散乱として >整理がつかなくても >食べる で7行も詩に関わってきてしまっているので飽きる。
0渡辺八畳さん、コメントありがとうございます。確かにフレンチトーストという言葉を乱用しているのが目に付きますね。批評してくださってありがとうございます。勉強になります。
0小林素顔さん、コメントありがとうございます。確かにフレンチトーストという単語に赴きをおかず、ただ、使用しているだけでした。リズムを刻んでみた方が面白いかもしれないですね。ありがとうございます。
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