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さくらちゃん
さくらちゃんはさくらのき さくらいろのワンピースをきている さくらいろのほっぺにさくらいろのおくち さくらいろのかみとおめめの かわいいかわいいおんなのこ さくらちゃんがころんだ さくらがさいたらおりておいで いっしょにいっぱいあそぶため りょうてつないできのしたかごめ まっさきにちるのがさくらなの なわとびとべないてれやさん さくらちゃんがころんだ ふるはなびらのかずをかぞえて みんなはスイッチさがしてた あのこがふりむいたらお終い さくらのきのしたずっとひる まっかなまっかなさくらいろ さくらちゃんがころんだ ちりちりバーンとまきあげる はなふぶきがつくった ないているひと ことしもあおぞらさくらはさいた さくらちゃんがおりてくる
さくらちゃん ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1036.4
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2017-05-08
コメント日時 2017-05-12
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
こわい詩ですね・・・。ホラーです。とてもよい意味で。 作品全体をひらがなにするのはよくあるテクニックなのですが、それってある意味詩の本質が剝き出しになる作業なんですね。 で、ここでは「ワンピース」「スイッチ」「バーン」と言う、最後の擬音だけがカタカナになっているのですが、 このカタカナが全く浮いていない。むしろ効果的です。あ、あと「お終い」の部分も漢字になっていますね。 これ、わらべうたのようでいて最終戦争の恐怖を書いてる気がするのです。 あるいは深読みかも知れないですが。 最後から二行目の「ことしもあおぞらさくらはさいた」これほんとに怖い。 でも、今現在にこそ書かれた詩、書かれるべき詩だなと勝手に感動しましたね。
0架空の存在さくらちゃんは、例えば座敷童のよう。痛みへの悲しみと、心の底にあるどうしようもないような思いを、引きずり出され ました。反戦への誓いとして読みました。
0戦争でなくなった人たちは、桜をどのように見ていたのか、どんな風に想いを重ねたり残したりしていたのか・・・「まっかなまっかなさくらいろ」なんだか、血の雨のような・・・朝顔さんも書いていらっしゃるけれど、「終」の字の怖さがひしひしと迫って来るような気がしました。
0HNぽっぽサイダーは春を演出している副題として読めますね。 さくらはただきれいだねと素直に見ることができない不思議な花です。 最近「花」という字のフォルムは「死」に似ているなと思いましたが。 さくらちゃんはあきらかにこの世のものでは無いし、花が満開になったときに降りてくる存在らしい。 だるまさんがころんだ、かごめかごめ、子供時代には実際に遊ばなかった人もアニメなどをとおして知るのでしょうか。そんな時は大抵不気味なイメージで。 5連目の「さくらのきのしたずっとひる」「まっかなまっかなさくらいろ」なにかが起こったことを思わせます。「ずっとひる」は子供達の歓声がぱたり止んでしまった情景のようですし、このあたりは過去におきた戦争を思わせる。やはり戦争の詩なのかなと思います。 「ことしもあおぞらさくらはさいた」何度でも同じことを繰り返す。人は美しさに置き換えて。 今の若者は私達以上に戦争を身近なものに感じているような気がします。先の戦争を知る方々が少なくなった現在。
0批評をいただき、本当にありがとうございます。 私自身、反戦の念は強いですが、この詩に関してはそういった意図はなく、桜や昔の 遊びの典型的なイメージを利用した単純なホラーとして書きました。なので、新たに戦争という解釈をして下さったことはとてもありがたい一方で、申し訳なくもあり、詩としては表現が及ばなかったかなという思いです。 ひらがな、片仮名、漢字の扱いには苦心したので、機能しているのであれば幸いです。 HNの解釈、ありがとうございました。 深く読んでいただけて、嬉しいです。ありがとうございました。
0反戦の意図は全く無かったのですね。失礼致しました。 「ひる」という言葉のひらがな表記は、「ヒール」とか「蛭」もイメージさせて、「ずっとひる」これは私的には一番ホラーな箇所でした。
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