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癖
深くまで抉られた傷は薄い瘡蓋で隠したつもりだった 爪で引っ掻いて剥がしてしまえば乾燥した肌を滑る薄い血液 フローリングにぽたぽたと垂れてちっぽけな溜まりを作っていく 痛みを感じ無くなればきっとこんな事しないだろう 感覚の殆どを刺激する其れが俺を許してくれる 代償としては生温い 痛みがひいて乾いた血を洗い流す瞬間が償いなのかもしれない 滑稽なのは涙で血は拭き取れない事 赤黒く染まったティッシュをまとめて静かに眠る 今日は良い日だったのだろうか 冬枯れの街路樹は春を待っているようだった
癖 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 951.7
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2019-01-20
コメント日時 2019-01-20
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
退廃的な作風ですね。癒えない傷についての事が気になりました。今日は~の言葉で、作者が混乱の渦中にいるのを感じました。もしかしたら、事故にあわれたのかもしれないと。思っています。お大事に。
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