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海の夢
小さな島で暮らしている夢を見た どこかはわからない しかし妙に懐かしかった 僕は山育ちだったし 海はそれほど好きではなかった 岬の先で誰かが歌っていた 波ひとつ立たない海面を 彼女のピンと張り詰めた声が滑っていく 丁寧に紡がれるギターのアルペジオは 辺りに暖かく木霊したあと溶け込むように海へ沈んだ 真っ直ぐと水平線を見つめる彼女の背中を見つめていた 長い髪が潮風に揺られ 絹のように輝いた すべてが心地よかった ずっと昔から彼女を恋い焦がれていたような気がしていた 磯の香りと 石鹸の香りが混じる 鼻の奥がツンとして 感情を吐き出すようにとめどなく涙が溢れ出た 息を止めた まるで 海に沈んでいくようだった 彼女が僕に流れ込んでくる このまま溺れ死んでしまいたいと ぼんやり思いながら目を閉じた
海の夢 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 796.6
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ポイント数 : 0
作成日時 2019-01-15
コメント日時 2019-01-16
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
ロマンチックなのに。切ないセイレーンの詩みたいです。
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