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三島由紀夫が好き
嬉しいでも 気持ちいいでもなく やめてと 君は言わない 小さくない気持ち ただ悪いことだと わかってる 身近な刹那を銀紙から こぼさないように炙れば 思い出した詩が 不憫だからと雨に変わる 背徳とそれが それでいいよと 吸う唾液 削がれ渇いて憐れみ 健全なシロップは飲ませない 眼鏡を取れば 血が降ってきた 血が降ってきたよ、ほら 髪を切らないでいた君の血と だるくても止められない僕の幸せが 三島由紀夫と 森田必勝の関係みたいに 真摯にただ笑える ただ笑えればいい くそマジに死んでる僕と君 けし粒ほどに どうでもいい精神 早く消えろ肉体 掃除機をかけるように 身体中を擦り合わせながら ただのラブリーが 崇高な眼差しで続いてゆく
三島由紀夫が好き ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1284.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 17
作成日時 2019-01-08
コメント日時 2019-01-13
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 5 | 0 |
エンタメ | 10 | 0 |
技巧 | 2 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 17 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 5 | 5 |
エンタメ | 10 | 10 |
技巧 | 2 | 2 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 17 | 17 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
不思議な詩で新鮮です
0一文一文の改行と書き手の息遣いがシンクロしているような柔らかな流れを感じました。読み上げ続ければいつかは自分なりの意味をこの詩に見出せるのではないか、と感じさせる詩ですね。意味は捉えきれないけど詩情を感じる良い詩だと思います。
0魂の結合を感じました。
0オオサカダニケさん コメントありがとうございます。瞬き一つの世界の変わり目が不思議に思えると私たちは幸せなのかもしれません。
0帆場さんコメントありがとうございます。自分が生で体験することをいくら言葉にしてみてもズレが埋まらない、でも、表情なんかがシンクロの残像になっている時、嬉しい気持ちになる。気がします。
0沙一さんコメントありがとうございます。快楽を求めてるのか、人を好きになっているのか、わからないことってありますよね。そんな時、真顔で一緒に死んでみようかと、誘ってみるのも悪くない。そんな悪戯。
0つきみさんコメントありがとうございます。魂を取り出してみると、神さまがみえたりきえたり、聴こえたりしますよね。そんな言葉を探していたりします。
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