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僕は愁う。
評価を受ける。 それは承認欲求の満ちる要因の一つ。 だけど、 なぜだろう、 僕は承認欲求が満ちて嬉しいはずなのに、 嬉しくない。 心の奥底で何かがくすぶっている。 褒められることの優越感とそうなれなかった者の妬み。 その両方は僕は知っている。 僕は嬉しい。 だけど他人はどう思うの? 僕は他人がこう思っているんじゃないかと考えてしまう。 「あいつはうぬぼれている」 「あいつは抜け駆けをした」 「あいつを引きずり降ろそう」 こんなふうに思われているんじゃないかと。 僕は怖いんだ。 そう思ってしまう僕自身。 本当でそうかもしれない現実の恐怖。 いつか僕がそう思ってしまうかもしれない恐怖。 こんな結論が出ない問題に堂々巡りをしてしまう僕自身にも。 僕は思った。 「自由に生きようじゃないか」 そこでまた僕は思う。 自由ということは人がどう考えようとも自由。 悪口も、 称賛も、 誹謗中傷も、 何もかもすべてが自由な世界。 怖い。 そこでまたまた僕は思った。 「統制された世の中で生きようじゃないか」 でも、それは、 統制された世の中への反発する気持ちが、 憎悪や、嫌悪感を生んでしまうのではないかと。 結局、いやな世界じゃないか。 僕は初心に帰ることにした。 「みんなが楽しく暮らせたらいいな」 そのためにどうしたらいいのかを僕はさらに考えてみた。 「一人一人が楽しく生きればいいんじゃないか」 みんなが楽しく生きれば、 悪口も、 誹謗中傷も、 憎悪も、 嫌悪感も、 何もかもすべて打ち消せる魔法だと思った。 数年後、僕はどう感じているのだろうか。 楽しく生きているのだろうか。 それはわからない。 でも、楽しく過ごせる気がするんだ。 それで僕は結論を出せた気がした。
僕は愁う。 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 881.4
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2017-05-02
コメント日時 2017-05-04
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
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可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
とても率直な書きぶりで、思考の流れもよくわかります。ただ、何というか、このままだとエッセイとかコラムを行分けした感じがあるのです。 作者の方の(推測ですが、)若い素直な感性が、このままだとちょっと惜しいかなぁ…。ひねらないで構わないので、例えば鍵かっこや句点読点を全部外すところから、始めてみたらどうでしょうか?
0朝顔さん、返信ありがとうございます。 鍵かっこは無意識なところはありましたが句読点はだいぶ意識したというかひねってしまっていると自分でも感じました。 次回は鍵かっこと句読点を外してみようと思います。
0訂正します。ここ、ビーレビューは特に「詩」と言う形態に拘らないそうです。わたしが規約をきちんと読んでいませんでした、すみません。 もし、中間的なものを目指してゆくならば、このままのスタイルでもいいのかも。
0返信、ありがとうございます。 なるほど。どっちでもいいというわけですね。 かくいう私も規約をきちんと読んでいないかったので読み返してきたいと思います。
0本作『僕は愁う。』、リーディングすると、とても良いですね。B-REVIEWでは、youtubeへチャンネルを設けておりまして、投稿者の方々からの朗読動画をたくさんアップしております。中でも、掲示板上のテクストでは伝わらないこと、あるいは、掲示板の文字で読んだ印象と朗読動画を観た印象が、まったく違うことなどがありまして、投稿作品を単眼視することなく、多様な視点で作品を読むと面白いと思っております。『僕は愁う。』を読者の皆さんも是非、音読してみるとよいかもしれません。
0同種のフレーズを重ねていくことで、かえって表現が強まる場合と、くどくなる場合(うるさく感じる場合)があるように思います。この作品では、言いたいことを重ねている、というよりも、自分の考えを静かに重ねていく、行きつ戻りつしながら、その道程そのものを作品にしている、という印象があるのですが、どちらかというと、くどい印象を受ける人が多い、かもしれない、と思いました。 評価を受ける。 それは承認欲求の満ちる要因の一つ。 だけど、 なぜだろう、 僕は嬉しくない。 心の奥底で何かがくすぶっている。 褒められることの優越感とそうなれなかった者の妬み。 その両方は僕は知っている。 僕は嬉しい。 だけど他人はどう思うの? 「あいつはうぬぼれている」 「あいつは抜け駆けをした」 「あいつを引きずり降ろそう」 僕にはそんな声が聞こえる。 ・・・たとえば、こんな形で削りながら、先へ先へと進めていく、というのも、一案だと思いました。(こうしなくてはいけない、ということではないですよ、あくまでも、ひとつの例、です)
0三浦果実さん、返信ありがとうございます。活字のまま読んでも、朗読しても良い詩がかけるようにがんばります。
0まりもさん、コメントありがとうございます。 ご指摘の通り、くどい印象を自分も感じました。まりもさんの意見も参考にさせていただきながら頑張りたいと思います。
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