八時 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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八時    

風邪で運ばれる制服が 鼻の奥を わたしを刺す 遠くから聞こえる楽器の音が 脳を 気取ったリボンを通っていく 聞こえてくるのは馴染みのある アメリカの国家と歌わない 日本国の国家 (練習場の近くの学校舎は 海がみえる 潜水艦がみえる) 深い青を思うと 急に 鉄さびの赤が わたしをふみつけていくのです 何もなかった教室に ひどく撃たれる銃声のどんに 教室は わたし以外の教室は 前と変わらず何もない 暑いから窓を開ける ただそれだけのことです


八時 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 1
P V 数 : 1273.8
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2018-11-26
コメント日時 2018-12-07
項目全期間(2025/04/22現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
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2025/04/22 16時39分49秒現在
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    作品に書かれた推薦文

八時 コメントセクション

コメント数(1)
まりも
(2018-12-07)

不思議な屈折を持った詩ですね。 ~を、~を、と重ねていく、一見、もたついて見える進行。風と風邪をかけているのか、鼻風邪の時の、ツンと刺すような痛みと、制服・・・学生服かと思いましたが、後半を見ると軍服のイメージもありますね・・・が鼻の奥を刺す、というのは、ナフタリンの臭いなどでしょうか。 アメリカに征服された場合の日本という、もうひとつの未来を想定しているように思いました。

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投稿作品数: 1