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八時
風邪で運ばれる制服が 鼻の奥を わたしを刺す 遠くから聞こえる楽器の音が 脳を 気取ったリボンを通っていく 聞こえてくるのは馴染みのある アメリカの国家と歌わない 日本国の国家 (練習場の近くの学校舎は 海がみえる 潜水艦がみえる) 深い青を思うと 急に 鉄さびの赤が わたしをふみつけていくのです 何もなかった教室に ひどく撃たれる銃声のどんに 教室は わたし以外の教室は 前と変わらず何もない 暑いから窓を開ける ただそれだけのことです
八時 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1207.6
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-11-26
コメント日時 2018-12-07
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
不思議な屈折を持った詩ですね。 ~を、~を、と重ねていく、一見、もたついて見える進行。風と風邪をかけているのか、鼻風邪の時の、ツンと刺すような痛みと、制服・・・学生服かと思いましたが、後半を見ると軍服のイメージもありますね・・・が鼻の奥を刺す、というのは、ナフタリンの臭いなどでしょうか。 アメリカに征服された場合の日本という、もうひとつの未来を想定しているように思いました。
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