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酔狂への拒絶
風を操る。 純粋理性を自在にコントロールする。 礼法という孔子が用いた高度な魔術。 俺はそのおかげで風を制御することを学んだ。 俺はどこから来たんだ。 まだ完全じゃないのはわかってる。 でももうちょっとだ。 自己同一性を手に入れて、安らぎに達するのは。 昔より、何でも耐えれる。苛立たない。 耐えてしまう凡庸さではない。 安らぎとは愛があるところにある。 自己顕示欲の塊の流行歌手の歌声じゃいまいち酔えないけど、 酔いそのものに飽きてきたころだ。 酔いの中では、消え去れない。 酔いでさえ苦しみになるからだ。 愛でさえ重荷となる。 大地に根を張るんだ。 観念を脱せよ。 不気味な夜に、口をあんぐり開けたままつったってる案山子 夜の音楽が流れる深夜に、殺されて勃起した死刑囚 愛のマンコと、意志のチンコ 個人的無意識なる子宮に投擲された普遍的無意識の男根 蓮華の中の宝珠よ! 汝は射抜いた。射抜いた! 残酷に 一切私が私を守れない、最高の瞬間を狙って射抜いた! 母なる世界よ! 嗚呼! あそこに我が家が見える! 夕日に照らされて。 世紀末のディスとピアの中を生き抜くぜ! もう、どんな闇でも乗せれる。 あんな女たちとやってこれた。 解脱したとき起こった我も随分削られて落ちてきた。 いまなら、「ありのまま」を見れる力がある。
酔狂への拒絶 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1311.5
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-11-23
コメント日時 2018-11-25
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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エンタメ | 0 | 0 |
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可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
<酔いそのものに飽きてきたころだ。>からの<酔いでさえ苦しみになるからだ。>の部分が好きです。 唐突に女性器や男性器の俗語が出てくるのに困惑しましたが、却ってまだ世俗的な部分があるということの強調にもなるし、だからこそ「ありのまま」が見えるのだと確信したのだろうとも思えます。ところで詩中の「ディスとピア」は変換ミスでしょうか、それとも意図的なものでしょうか?
0変換ミスです。 強すぎる至福の苦しみからの離脱。 闇や汚いものさえ乗せれる強さと自由というのは、今の私の大きなテーマです。
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