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隣人の日記
たとえば、そこに宝物があったとして、 それは、ほんとうに君のものかい? 持ち主不明のもの、差出人が不明のもの、 世の中には溢れかえっている、 それが、僕らなのだ。 いつかは捨てられてしまう系の何かも、 今は役目を与えられ、そこに座っている、 それも、僕らなのだ。 人だって、おんなじさ。 どんな生き物だって、変わりはしない。 もしも、人が役目を終えてしまったとして、 そこら中に打ち棄てられることが許されるとしたら、 君はどう思うだろう? 愛とは、そういうものだ、 僕らはそんな儚さの中で生きるイキモノだ。 人間って、なんだ? 生物って、なんだ?? それを構成するものって、なんだ??? 理屈も、感情も、そこにはない。 あるのは、ただ、存在しているという事実だけ。 それがこの星の人間であり、すべての生き物なのだ。
隣人の日記 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1001.1
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-11-12
コメント日時 2018-11-21
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
所有することの疑念から始まり、物の役割の不確かさを指摘して、存在だけが確かなものというところに着地する、哲学的な詩と感じました。 思想や理想も共有する者がいないと成立しない儚い幻想なのでしょう。 あした突然「おまえは無価値だ」と捨てられても、存在だけは続く、そんな怖さも感じました。
0面白い。インパクトもあるし、物的存在とは何かという部分へ哲学的に踏み込んでいる。ただ断定的な物言いが多く、詩情をもたらすという点では弱いのかもしれないと思いました。
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