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ポエムでチクショー
二匹の猫が屋根にのぼっていると思ったら~、 私を病気よばわりしてきました~。 おわあ、チクショー!! おふくろが蚕を飼い始めたと思ったら~、 生まれたのは毒虫でした~。 革命は遠く去りました、チクショー!! 私が両手をひろげてもお空を飛べずにいたら~、 小鳥が飛びました~。 地面を速く走れないくせにチクショー!! かっぱがらっぱをかっぱらったら~、 とってちっていました~。 ちょっとしょっくちっくしょっう!! 太郎を眠らせたら~、 太郎の屋根に雪ふりつみました~。 次郎にもチクショー!! 愛する者が死んだので自殺しようと思ったら~、 業が深くてなおもながらえました~。 テンポ正しく、チクショー!! 私の前に道はないと思ったら~、 後ろに出来ました~。 父よー!! 私を底辺としたら~、 幾人ものおんなが通過していきました~。 はじまりから終わりまでチクショー!!
ポエムでチクショー ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1332.2
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-11-10
コメント日時 2018-11-22
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
エンタの神様に出演しました https://www.youtube.com/watch?v=7lX4m0zABwAfeature=youtu.be
0いいね。いい。詩で使い古されていない語句を使って「新・現代詩」とでも云うものを模索、実験的に試みているという印象が依然としてする。いや、ひょっとして渡辺さんは模索なんかは終わって、その実践の場に移っているのかもしれない。なぜ小梅太夫の「チクショー」なのか。基本彼はあんまり面白くない。だがその彼の面白味のなさをネット上でコウ・メダユー氏などが遥かな知的高みから分析して面白く加工する動きが出ているのは私も知っていて、楽しんでいる。多分渡辺さんもそのムーブメントから着想を得たのだろうと思う。ひと月二作という制限された投稿数の中で、その一作に「チクショー」を持ってくるとは。天晴れであった。もといチクショー!!
0大変面白く拝読しました。引用されている詩句の扱いが、おふざけのパロディーであれば不愉快なものですが、それぞれの詩句への愛着、敬意がにじみ出るオマージュとなっていることが、気持ちの良い笑いをもたらしてくれています。パロディーの対象を笑いものにするのではなく、パロディーを行う自分自身を笑いものにする潔さが、共感できる良質のユーモアを生み出している、そのように感じました。
0エンタの神様へ声や文字を差し替えてある動画も あわせて拝見しました。 まず 声質が似ている。そして、有名すぎる詩をネタとして採用しておられて 笑いました。すごく楽しすぎる時間でした。チクショー
0時々みせる渡辺さん独特の青春が薫る作品が好き。そこにある挫折感がたまらなくいい。百均博士にも同様の挫折感があったが渡辺さんの作品には自虐する笑いが仕込まれていて本作にも多分にある。そして切ない。読んでいて切なくなるぐらいまで昇華された挫折からの笑い。今にしか書けない作品だと思う。
0こんなアイディアがあったか!とハッとさせられました。 すごいなぁ。思いつかなかった。面白いです。
0さすがというか、普段詩集などで出会わない言葉がちゃんと活き活きと詩になっている上に面白い。楽しませて頂きました。
0ポエチクのクロニクルを記していきましょう。 コウメ太夫に注目し始めたのは彼がTwitter(https://twitter.com/dayukoume)で活動しているのを知ってからです。 見てもらえばわかりますが、「#まいにちチクショー」として毎日ネタをツイートしています。継続は力なり、でありまして、しょうもないネタを毎日毎日やっているものだからだんだん話題になってくる。stereotypeさんが書いているよう、いつしかまいチクのリプ内にコミュニティが発生するにまで至った。ネタを哲学的に分析するコウ・メダユー氏やネタをいらすとやで再現する人などなど。 私もそれにのっかって、「#みんなでチクショー」(※1)といってまいチク同人をやったり、「#まいチクポエム」といって(※2)まいチクのネタを元に詩を書いたりってのをやりました。そういった活動もといおふざけをやっている中で「有名な詩歌をまいチクに魔改造してみようか」と考え到りました。最初はまったくのネタ行為だったのですが、いくつか作ってみると思った以上にしっくりくる。高村光太郎「道程」のネタなんてコウメ太夫が実際にやってそうな不条理だし、谷川俊太郎「かっぱ」はこのネタ(※3)を連想させる言葉遊び。 このしっくり感が私にとってはかなり衝撃でして(なにせ最初はおふざけでしたから)、これは詩語や詩文というものがなんなのかという問いにも繋がるのではと思い投稿を決心した。有名な詩がほとんど形を変えずともギャグになっちゃうんだよ。どうしてそれが成立してしまうのだろうか。いまの結論としては、詩語や詩文が詩として成立するにはそれが詩であるとする文脈、文構造が必要なのではないだろうかと。詩情は語に非ず、構成に宿る。であるからこそ、語を詩の文脈から外しチクショー構文に組み入れるとたちまちギャグへ変貌してします。 「遺影」(※4)などでオオサカダニケさんと話しているルミナスライン論にもこれは繋がるだろう。光る一文はそれが詩の中、特にその位置にある文は詩文の構造により「ルミナスラインである」とされる位置にあってこそルミナスラインと成り得るのである。文脈や構造無くして完全なるルミナスラインとは成り立たない。 ※1 https://twitter.com/search?q=%23%E3%81%BF%E3%82%93%E3%81%AA%E3%81%A7%E3%83%81%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BCsrc=typd ※2 https://twitter.com/search?q=%EF%BC%83%E3%81%BE%E3%81%84%E3%83%81%E3%82%AF%E3%83%9D%E3%82%A8%E3%83%A0src=typd ※3 https://twitter.com/dayukoume/status/836142769634590720 ※4 https://www.breview.org/keijiban/?id=2482
0面白かったです。小梅太夫の懐かしいネタが詩とコラボして読みやすかったです。
0拝読しました。作者さまの前作、「遺影」や、動画選評でもそうでしたが、ネットの強みや個性、テクノロジーを詩に組み込んでいる。まさにネット現代詩を遊んでいるなあ、という感じがして素晴らしいです。
0動画も拝見しましたが、文字として見たら意外に「チクショー」という言葉に詩情を感じました。「チクショー」に含まれる悔しさや怒りは、詩との相性がいいのかもしれません。 勿論楽しいエンターテイメントとしても成功していて笑ってしまいました。 「チクショー!!!」
0返コメしてなかった。 6でなしさん このチクショー構文は意外と詩に合うなっては作って思いました。 仲程さん 割といい感じに作れたなと動画に関しては思っています。一部分だけのモザイクってのを今回初めて試してみたが成功したし。 じゅうさん 「現代」詩ですからね、枯れたものを後生大事にするよりかはナウなものを扱っていきたい。ネット詩だとそれでかなり好評得ますが、でも紙媒体だとね、そうもいかなかったりはします。 岩垣弥生さん 基本的コウメ日記はシュルレアリスムですからね、やっぱ氏との親和性はあります。
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